「六人の嘘つきな大学生」が浜辺美波&赤楚衛二で映画化 密室の会話劇、就活をめぐる心理戦に挑む!

2024年3月1日 05:00


就活生の笑顔の奥に潜む裏の顔が明らかに
就活生の笑顔の奥に潜む裏の顔が明らかに

浅倉秋成氏による大ヒット小説「六人の嘘つきな大学生」の映画化が決定。浜辺美波赤楚衛二が共演し、11月22日に公開される。

「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめ様々なランキングを席巻、現在までに累計40万部を突破している原作(角川文庫刊)は、就職活動を舞台に六人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった六人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収される “青春ミステリ”要素を圧倒的なクオリティで掛け合わせ、人気を博している。

成長著しいエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、グループディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、六人の学生たちは互いに交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。

仲間だったはずの六人は、一つの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、各々の個人名が書かれた六通の封筒が発見される。その中の一通の封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。そして次々と六人の「本当の姿」が暴かれ、「犯人」の目的が明らかになる。

画像2

キサラギ」(2007年)で第50回ブルーリボン賞作品賞、第31回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞、第12回新藤兼人賞銀賞などを受賞し、その後も「ストロベリーナイト」(13)、「ういらぶ」(18)など多数の話題作を生み出した佐藤祐市がメガホンを取り、劇団「東京マハロ」主宰、ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞受賞した矢島弘一が脚本を担当する。

浜辺が演じるのは、早稲田大学社会科学部の学生で、洞察力に優れた主人公・嶌衣織(しまいおり)。2023年は連続テレビ小説「らんまん」、全世界で話題となった映画「ゴジラ-1.0」の両作でヒロインを務めたうえ、紅白歌合戦の司会にもチャレンジするなど、常に話題を巻き起こしている浜辺は、「嶌衣織が6人でいる環境の中で、どのような立ち振る舞いをすれば良いのかについて最後まで苦悩していた気がします。出演者6人で過ごす日々は濃厚で毎日心が揺さぶられ、何より熱のある撮影現場でした」と、充実した撮影期間を過ごし、手ごたえを感じた様子だ。

赤楚が演じる嶌と就職の面接会場で出会う波多野祥吾(はたのしょうご)は、嶌と第二次面接で出会う立教大学経済学部の学生で、そのまっすぐな性格で六人の中のムードメーカーだ。「(原作を読んで)人の裏の顔、信頼関係が壊れていく様、二転三転する怒涛の展開に引き込まれたのを覚えています。リハーサルを積み重ねる日々もあり、まるで舞台の稽古のようでブラッシュアップしていく過程に学びが多くありました」とコメントを寄せている。

実力も話題性も申し分ない浜辺・赤楚の参戦に際し、原作者・浅倉氏は「数々のメディアミックスに恵まれ、毎度原作を凌駕する仕上がりを見せてもらってきた本作ですが、今回も強力なキャスト&スタッフの皆様が集結してくださいました」と、佐藤監督は「若い俳優陣が、来る日も来る日も同じセットで必死に芝居をしている姿は、とても素敵でした。環境の変化も乏しく苦しい中、チームワーク良く挑んでくれた皆の芝居を、一人でも多くの方に観て頂きたいと思っております」とコメントし、絶大な信頼をしている様子がうかがえる。残された4人のキャラクターを演じるのは誰なのか――追加のキャスト発表に期待が高まる。

▼コメント全文

浜辺美波
六人の嘘つきな大学生」原作が素晴らしく、一気に読み進めてしまいました。映画として作る上での脚本が手元に届き、映画の中で描かれる嶌衣織が6人でいる環境の中で、どのような立ち振る舞いをすれば良いのかについて最後まで苦悩していた気がします。それぞれ自身の役で悩んだ時には皆で話し合うこともありました。出演者6人で過ごす日々は濃厚で毎日心が揺さぶられ、何より熱のある撮影現場でした。試写後の感想会では今まで経験したどの作品よりも一番盛り上がり、その時に6人で共有した、作品の熱が宣伝、そして映画公開で皆様に伝わることを楽しみにしています。

赤楚衛二
波多野祥吾役を演じさせて頂きます赤楚です。今回、「六人の嘘つきな大学生」の出演が決まり本を読ませて頂いたのですが、人の裏の顔、信頼関係が壊れていく様、二転三転する怒涛の展開に惹き込まれたのを覚えています。
佐藤組は初参加なのですが、監督がとても面白い方でした。リハーサルを積み重ねる日々もあり、まるで舞台の稽古の様でブラッシュアップしていく過程に学びが多くありました。楽しんで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。

■監督:佐藤祐市
原作は先が読めない展開でとても惹き込まれ、人が他者の事を正確に理解する事の難しさを感じました。立ち位置が変われば見え方も当然変わるものだし、色々な側面を持っているのが人なんですよね。
そんな重層的なキャラクター達が繰り広げる台詞の応酬。それは僕の大好物の密室劇なのでありました。若い俳優陣が、来る日も来る日も同じセットで必死に芝居をしている姿は、とても素敵でした。環境の変化も乏しく苦しい中、チームワーク良く挑んでくれた皆の芝居を、一人でも多くの方に観て頂きたいと思っております。宜しくお願い致します。

■プロデューサー: 稲垣優
就職活動という「自分を良く見せよう」とする状況下で、次々と暴かれていく六人の「嘘」と「罪」が大きな魅力の本作。その実写映画化のキャスティングにおいて最も重視したのが、「暴かれた「裏の顔」をいかに魅力的に見せられるか」という点でした。朝ドラ「らんまん」をはじめ、“明るいヒロイン”のイメージの強い浜辺美波さん。そしてこれまでの映画やTVドラマを通じて、まっすぐひたむきな役どころの印象が強い赤楚衛二さん。お二人が、それぞれ他の作品では観ることのできない「表」と「裏」の一面を、この映画で見事に演じていらっしゃいます。「キサラギ」に代表される“密室劇のスペシャリスト”佐藤祐市監督の手で描かれる極上のサスペンス&ミステリーを、是非劇場でお楽しみください。

■原作:浅倉秋成
次回作はこんなのどうでしょう、あんなのどうでしょう――たくさんのアイデアを編集さんからいただく中、「『密室の会話劇』はどうですか? たとえば佐藤祐市監督の『キサラギ』みたいな」そんな提案があったことを、今でも覚えています。
できあがった小説「六人の噓つきな大学生」は今回、思いもかけず佐藤監督の手に渡ることとなりました。漫画版、ラジオドラマ版、リーディングアクト(舞台)版と、数々のメディアミックスに恵まれ、毎度原作を凌駕する仕上がりを見せてもらってきた本作ですが、今回も強力なキャスト&スタッフの皆様が集結してくださいました。公開を楽しみにお待ちいただければ幸いです。

Amazonで今すぐ購入

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. 【今夜第2話放送】「東京タワー」永瀬廉が衝動バックハグ 松田元太はMEGUMIと禁断のキス

    1

    【今夜第2話放送】「東京タワー」永瀬廉が衝動バックハグ 松田元太はMEGUMIと禁断のキス

    2024年4月27日 06:00
  2. 鈴木亮平&森田望智が語り尽くす「シティーハンター」 新たに作ったルールは?「冴羽獠が嫌われてしまうことは避ける」

    2

    鈴木亮平&森田望智が語り尽くす「シティーハンター」 新たに作ったルールは?「冴羽獠が嫌われてしまうことは避ける」

    2024年4月27日 10:00
  3. 劇場版「名探偵コナン」好きなゲスト声優は誰?【アンケート実施中】

    3

    劇場版「名探偵コナン」好きなゲスト声優は誰?【アンケート実施中】

    2024年4月27日 09:00
  4. 一生に一度は行ってみたい花火大会をスクリーンで「長岡大花火 打ち上げ、開始でございます」予告編公開

    4

    一生に一度は行ってみたい花火大会をスクリーンで「長岡大花火 打ち上げ、開始でございます」予告編公開

    2024年4月27日 15:00
  5. 「プー あくまのくまさん」続編、今夏全国公開! プーと新たに加わった凶悪な仲間たちが襲撃

    5

    「プー あくまのくまさん」続編、今夏全国公開! プーと新たに加わった凶悪な仲間たちが襲撃

    2024年4月27日 20:00

今週