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リリー・フランキー、息子役の錦戸亮は「ほぼオカン」と笑顔 撮影中に手作りのおにぎり

2024年2月13日 20:45

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(左から)錦戸亮、リリー・フランキー
(左から)錦戸亮、リリー・フランキー

日英合作映画「コットンテール」の特別先行上映イベントが2月13日に新宿ピカデリーで行われ、リリー・フランキー錦戸亮木村多江高梨臨、パトリック・ディキンソン監督が出席した。

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本作は、東京と、イングランド北西部に広がる湖水地方・ウィンダミアを舞台に、家族の愛と再生を紡いだロードムービー仕立てのヒューマンドラマ。心を閉ざしてきた不器用な父と、ずっと顧みられなかった息子が、妻であり母親でもあった亡き女性に導かれて異国の地を訪れて新たな一歩を踏み出そうとする姿を描く。昨年開催された第18回ローマ国際映画祭では、最優秀初長編作品賞を受賞した。

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主人公の兼三郎役を演じたリリーは、「撮影をするにも、イギリスに行くにもすごく大変な時期だった」とコロナ禍に行われた撮影を回想。「こんなに大きな劇場で、こんなにたくさんのお客さんに来ていただけるとは思わなかった。イギリス、日本、そしてヨーロッパから集まってきたスタッフと作れた作品。やっとパトリックの作品を観てもらえることが感慨深いです」と満席の会場を見渡して感無量の面持ちを見せた。兼三郎の息子、慧役を演じた錦戸も「いつ公開されるのかなと思いながら過ごした時もあった。こうして皆さんの目の前に立てていることがうれしいです」と喜びを噛み締めていた。

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撮影は、イギリスのロンドンでも敢行された。「映画の撮影という共通言語があったので、不自由はなかった。パトリックがやさしくて誠実な監督なので、撮影も和やかだった」と温かな空気が流れていたとリリーが振り返ると、錦戸は「僕はお米が好きで。1合だけ炊ける炊飯器みたいな、お弁当箱みたいなやつがあるんですが、それを持ち込んで。夜に、次の日の朝の分のご飯を作っていた。朝、炊き立てを食べていました」と自炊していたとのこと。

するとリリーは「現場におにぎりを握ってくるんです。俺とかパトリックにもくれて。やっていることがほぼオカンに近い」と錦戸のおにぎりを食べたそうで、ディキンソン監督も「おいしかった。錦戸さんのおにぎり、食べたい」と笑顔。錦戸は「今日、作ってくればよかったな」と目尻を下げていた。

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リリーと錦戸は、本作で初共演にして父子役を演じた。リリーは「前から亮ちゃんのお芝居のファンだった」と明かし、「ダメなお父さんとちゃんとした息子。ダメなところを、おとなしく吸収する役柄。お母さん、お父さん、キツイ嫁に囲まれて、一番大変な役どころ。空気感でいろいろなことを説明してくれた。すごいなと思いながらずっと見ていました」と錦戸の芝居を絶賛しつつ、ナチュラルに父子役を演じられたとコメント。錦戸は「一生懸命に振り回される準備をしていたんですが、きっちりと振り回してくれる。その過程もぜひ見てほしい」と呼びかけていた。

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本作の描くテーマにも共鳴した様子のリリーは、「世界中の人が抱える問題をパトリックが撮ってくれたことで、日本人のある家族の話ではなく、『世界中で、みんながこういうことに直面しながら生きているんだな』と感じられる。世界が愛おしく感じられた」としみじみ。「『ぐるりのこと』で夫婦役を演じていたリリーさんと木村さんが、自分の作品で夫婦役を演じてくださってうれしい。世界のなかでも最もすばらしい役者の2人」と感激しきりのディキンソン監督は、「壇上にいらっしゃる4名は、ワールドクラス。トップレベルと言える役者さん。参加してくれたことに感謝しています」と役者陣を称えた。

イギリスではバレンタインに男性から赤いバラをプレゼントする習慣があることから、ディキンソン監督から役者にバラを渡す場面もあった。リリーが「愛の話。観終わった時に家族や人を思う気持ちが芽生える映画」と語ったように、それぞれが一輪のバラを手にしながら、誠実な監督のもと愛の物語を完成させたことにうれしそうな笑顔を見せていた。

コットンテール」は、3月1日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。

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