ホアキン・フェニックス、裸でギブアップポーズ “おそれすぎ”な新作場面写真が公開
2024年1月26日 17:00

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督の最新作「ボーはおそれている」から、新たな場面写真が披露された。ホアキン・フェニックス演じる主人公ボーが、自身の帰省中に襲いかかるあらゆる酷いことに対して“おそれすぎている”様子を収めている。

気鋭の映画スタジオA24とアスター監督が3度目のタッグを組んだ本作。日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。これは現実か、それとも妄想、悪夢なのか。次々に奇妙で予想外の出来事が起こる⾥帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。
場面写真は、理不尽な出来事に巻き込まれ、怯えながら裸でギブアップポーズを見せるボーなど、全6枚が公開された。

見晴らしの良い家の庭なのに、患者衣と傷だらけの姿で悩ましげに電話をかけるボー、虚ろな表情で工事現場の足場に場違いなパジャマ姿のまましがみつくボー、歌舞伎の書き割りのような舞台装置の中、旅役者のような農夫姿で不安げに佇むボーのほか、モダンなリビングで距離感が近すぎる他人に対し、すでに無の境地でお祈りをするボーや、居住するアパートでは鋭い目つきを見せるボーなど、肉体的にも感情的にも精神的にも息つく間もない”ボー“というキャラクターのあらゆる“おそれている”パターンをフェニックスが巧みに体現している。


アカデミー賞主演男優賞を受賞した「ジョーカー」(2019)、そして、歴史にその名を残す偉人を演じた「ナポレオン」(2023)。その間にいたフェニックスに、あらゆることに怯え続ける小心者のボーという、奇妙な問題を抱えたキャラクターを託したアスター監督は「ホアキンと一緒にボーのルックスを作り上げたんだ」と振り返る。
「一緒に取り組んで、多くのことをいろいろと試してみた。ヘアスタイリストに来てもらって、いろんな髪型を試してみて、その時の彼の髪型をいじりながら、何が適切かを検討した」(アスター監督)
そして、「話して話して話しまくり、さらに、ひたすら話し続けるんだ。それから、もうすべてを話し尽くしたと思ったとき、さらに話し続けるんだよ」と、フェニックスとの徹底した対話からボーという稀有なキャラクターが生み出されたことを明かしている。
「ボーはおそれている」は、2月16日に全国公開。R15+指定。
フォトギャラリー
関連ニュース






【第82回ベネチア国際映画祭】社会派作品が目立つコンペティション ホアキン・フェニックスが夫婦で製作参加の「The Voice of Hind Rajab」が高評価
2025年9月6日 09:40
映画.com注目特集をチェック

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

辛口批評サイト96%高評価!
【“大量殺戮”の容疑者は妻と4人の部下】前代未聞の心理戦を描く、超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

この映画ヤバい、ヤバすぎる…
【酸素残量はわずか10分、生存確率0%…】極限状況・驚がくの実話を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これめちゃくちゃ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!
「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「アバター」等は、このシリーズがなければ生まれなかった?
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント