新世代の三大テノール“イル・ヴォーロ”が語る「IL VOLO in 清水寺 京都世界遺産ライブ」インタビュー&新場面写真
2024年1月10日 13:00
三大テノールを継ぐ新世代のボーカル・ユニット“イル・ヴォーロ”が、世界遺産シリーズとしてアジアで初めて行った世界遺産清水寺での奉納ライブ「IL VOLO in 清水寺 京都世界遺産ライブ」の新場面写真、ライブの感想や日本の印象などを語るインタビューが公開された。
華々しい活躍でクラシック界に新風を巻き起こし続けているイル・ヴォーロは、2009年、イタリアの人気オーディンション番組に別々で参加したジャンルカ、イニャツィオ、ピエロの3人は、番組ディレクターのアイディアで結成されたボーカル・ユニット。その甘美な歌声と豊潤な表現力によって生み出される美しいハーモニーで世界中を魅了し、2016年にイタリア・フィレンツェのサンタクローチェ広場で、2019年には南イタリアのマテーラと、世界遺産を巡るライブを行っている。神秘的な世界遺産と、イル・ヴォーロの圧巻の歌唱力とが融合し、大好評を博したライブシリーズだ。
アジア初の会場として選ばれた、国宝でもある京都・清水寺にて、2022年夏、コロナ禍のため無観客で行われたライブは、3人の平和への願いが込められ、グループ名が意味する「飛翔」という言葉にふさわしく、京都の空から世界に向けて重層的かつ躍動感あふれる圧巻のパフォーマンスが繰り広げられる。清水寺の本堂舞台で海外アーティストのライブが行われるのは、約1250年にわたる歴史が始まって以来初となる。
清水寺でのライブについて、「僕たちにとって最も印象に残ったのは、清水寺という場所の厳粛さでした。また、僧侶の皆様が僕たちを温かく歓迎してくださったことが強く心に残っています。僕たちの音楽文化であるベルカント(美しい響きの声)を日本の文化の中でも、世界遺産という聖なる寺院で演奏できたことは、僕たちの15年の活動の中で一番強烈な経験になりました」と、清水寺の僧侶の温かいおもてなしや、舞台に立って感じた厳かさについて語った。
また、2017年の初来日から今回の清水寺ライブで3度目の来日となるイル・ヴォーロ。日本のファンの印象について伺うと、「僕たちは色々なインタビューを受けることがありますが、いつも日本のファンのことを話しています。日本の皆さんがベルカント(美しい響きの声)をいかに愛しているか、僕たちのコンサートの間どれだけ注意深く、また熱狂的に聴いてくれているかなどファンの模範になるのが日本のファンの方々です。2024年春の日本でのコンサートは素晴らしいサプライズに満ちていますよ。でもその前に日本の皆さんは、昨年、京都・清水寺で撮影した僕たちのライブを映画館でお楽しみください」と日本のファンに向けて感謝の意と、4度目となる春の来日ライブへの期待を述べた。
最後に日本のファンに向けて「僕たちが受けた強烈な印象についてお話ししましたが、僕たちがライブの間に受けた感動を観客の皆さんと分かち合うことが出来ますように、皆さんが僕たちと同じ感動の気持ちを味わうことが出来ますようにと願っています。」と、自身がライブのステージで受けた感動を分かち合いたいとメッセージを送った。
公開された場面写真では、イル・ヴォーロが3人で美しいハーモニーを奏でる場面や、彼らをカメラが捉える様子、色とりどりのライティングで照らされる清水寺など、ライブの様々な様子が切り取られている。
来場者特典として、3人が清水寺のライブを無事に終え、安堵の笑みを浮かべている一場面がプリントされた、オリジナルチケットホルダーがプレゼントされる(数量限定)。映画は1月12日から、新宿ピカデリーほか全国順次公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
舘ひろし、芸能生活50年で初の冠番組がスタート! NEW
【“新・放送局”ついに開局!!】ここでしか観られない“貴重な作品”が無料放送!(提供:BS10 スターチャンネル)
室町無頼
【激推しの良作】「SHOGUN 将軍」などに続く“令和の時代劇ブーム”の“集大成”がついに来た!
提供:東映
サンセット・サンライズ
【新年初“泣き笑い”は、圧倒的にこの映画】宮藤官九郎ワールド全力全開! 面白さハンパねえ!
提供:ワーナー・ブラザース映画
意外な傑作、ゾクゾク!
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“タテ”で映画を観てみた結果…
提供:TikTok Japan
ライオンキング ムファサ
【脳がバグる映像美】衝撃体験にド肝を抜かれた…開始20分で“涙腺決壊”の超良作だった!
提供:ディズニー
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。