【2023年・今期アニメランキング振り返り】「鬼滅」「呪術」「SPY×FAMILY」「【推しの子】」…ジャンプ関連作品の圧倒的存在感
2023年12月31日 22:00
2023年も間もなく終わりを迎えます。本記事では、アニメハックで毎週水曜に掲載している「今期アニメランキング」を振り返り、23年の各クールにどんなアニメが注目を集めたのかをご紹介します。
「今期アニメランキング」は、パナソニック「DiMORA(ディモーラ)」提供のデータから、首都圏の地上デジタル放送を対象にアニメ番組の録画予約状況を計測。アニメハック編集部が独自にランキング化したものです。
なおアニメハックでは年末企画として本記事をふくめ、「声優」「ニュース」「各期のアニメ」「イベント」の4つのカテゴリーごとにランキングを発表中。ほかの記事とあわせてご覧ください。
23年1~3月は、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のSeason1とSeason2のあいだをつなぐかたちで同じ放送枠に放送された「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(TVエディション)」「機動戦士ガンダム サンダーボルト(TVエディション)」「機動戦士ガンダムNT(TVエディション)」が首位を席巻しました。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」で初めて「ガンダム」シリーズに触れたアニメファンに、視聴習慣をキープしてもらったまま近年の「ガンダム」シリーズを30分に分割して見てもらうという施策が功を奏したかたちです。
新作では、24年1月から第2期がスタートする「うる星やつら(第1期)」(2クール目)、「僕のヒーローアカデミア(第6期)」「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」などが高順位を記録しました。
4~6月は、「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」が他を寄せつけない圧倒的なポイントで全話首位を記録しました。「鬼滅の刃 遊郭編」に続く快挙です。
今期アニメランキングのポイントは、ランキング除外作品をふくむ各クール作品のなかで録画数トップの作品を100ポイントとし、そこから2位以降のポイントが相対的に算出されているのですが、「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」の録画実数が突出して高すぎたため、2位以降のポイントが極度に低くなってしまうという現象がおきてしまいました。それだけ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」が録画されていたということです。
同じクールに放送された「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」「【推しの子】」も、2023年を代表する大ヒット作です。他のクールであればトップを独走していてもおかしくなかったのですが、「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」のオンエア中は首位の牙城をくずすことはできませんでした。
7~9月は「呪術廻戦(第2期)」がランキングの首位を独占しました。全5話のエピソード「懐玉・玉折」、前・後編の「閑話」(ランキング計測外)、「渋谷事変」と変則的なオンエアでしたが、23年夏クールのなかでは独走状態でした。
そのほか、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」「わたしの幸せな結婚」「BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー」などが高順位でした。
10~12月は、3つの作品がランキング上位を席巻したクールでした。「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が大ヒット公開中の「SPY×FAMILY Season 2」が全話で首位の快挙をなしとげ、2位以降の上位は、2クール目の「呪術廻戦(第2期)」、「金曜ロードショー」での初回放送が話題をよんだ「葬送のフリーレン」、「薬屋のひとりごと」が定位置でした。
2クール作品の「葬送のフリーレン」「薬屋のひとりごと」は、24年冬クールでもランキングの上位にくること必至で、2024年冬の新番組はこの2作品にせまるだけの盛りあがりをつくりだせるかが鍵になりそうです。
23年を振り返ると、昨年22年に続いて、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」などの「ジャンプ」関連作品の存在感が非常に大きかったことが分かります。「少年ジャンプ+」で配信されている「【推しの子】」、再アニメ化の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」、「BLEACH 千年血戦篇」などもふくめると圧倒的な強さです。
24年も、4月放送の「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」を筆頭に、「【推しの子】(第2期)」「怪獣8号」など「ジャンプ」関連作品の話題作が台風の目になることでしょう。24年も毎週更新予定の「今期アニメランキング」で、注目作をリアルタイムにチェックしてみてください。
https://anime.eiga.com/news/column/konki_ranking/
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