志尊淳「52ヘルツのクジラたち」に出演!「若林佑真さんと、二人三脚でアンさんを作り上げていきました」
2023年12月6日 12:00

志尊淳が、杉咲花の主演作「52ヘルツのクジラたち」に参加していることがわかった。杉咲演じる貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出そうとする岡田安吾(おかだ・あんご)役を演じる。
町田そのこ氏による原作は、2021年の本屋大賞を受賞し、すでに80万部を売り上げるベストセラー小説。タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。
監督を務めるのは「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出。主演の杉咲は、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)を演じている。
ある傷を抱え、海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。彼との出会いが呼び覚ますのは、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出してくれた、今はもう会えない安吾との日々だった――。
安吾は、精神的にも肉体的にもギリギリの状態だった貴瑚と出会い、彼女を救い出そうと動き出す塾講師のトランスジェンダー男性だ。本作のオファーを受けて原作を手に取ったという志尊は「一読者として夢中で一気に読みました。僕がアン(安吾)さんを演じることで、トランスジェンダーの方々を傷つけることにならないかと最初は不安でしたが、監督の覚悟を聞いて成島組の船に乗りたいと思いました」と決意を語る。
安吾役については「本作に俳優としても出演していて、脚本の段階からトランスジェンダーをめぐる表現を監修いただいている若林佑真(わかばやし・ゆうま)さんと、二人三脚でアンさんを作り上げていきました」とトランスジェンダー男性の俳優として活躍する若林と相談しながら真摯に役作りに向き合い、そのキャラクターを丁寧に作り上げたことについて明かしている。
「52ヘルツのクジラたち」は、2024年3月1日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。志尊、成島監督のコメント全文は以下の通り。
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