上野樹里、夫と一緒に映画館で主演映画を鑑賞 林遣都は上野の人間力に最敬礼
2023年12月2日 13:30
第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子氏の小説「隣人X」を映画化した、異色のミステリーロマンス。宇宙からの難民“X”が、人間にそっくりな姿で日常に紛れ込み、社会に不安や動揺が広がるなか、週刊誌記者の笹憲太郎(林)は、スクープのためにX疑惑をかけられた柏木良子(上野樹里)に接近。だがやがて、彼女への恋心と罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれそうになる……。
大勢の観客で埋まった場内を見渡した上野は、初日を迎えた前日(12月1日)に、この日の会場となった新宿ピカデリーで本作を鑑賞したことを明かすと、「こんなことは人生で初めてですが、本当にここで、というところで感動が押し寄せてしまい。こんなにもスクリーンから語りかけてくる瞬間がたくさんあるような映画に自分も携わることができたなんて本当にうれしいです。本当にひとことひとことが胸に突き刺さってくるし、これは本当に映画館で味わうべき映画だと思いました」と感激の面持ちを浮かべた。
12月1日は「映画の日」だったということで、「昨日は格安で映画を観られる日だったんですけど、それ以上の価値がありすぎて。映画館で楽しむべき映画だと思いましたし、わたしも(今後)そうすると思います」と力強く語った上野。前日は夫・和田唱(TRICERATOPS)とともに鑑賞したそうで、「面白かったし、もう一度観たいと。すごくいい映画ですね、という感想でした」と夫の感想も明かした。
さらに「本当に(監督の)熊澤さんってすごいんだなと。細かいところまで愛情があるというか、目を光らせてくれているし、しっかりと丁寧につくってくださった」と語ると、「昨日はいろんなところで不意に涙が出てきて、ハンカチを持っていったんですけど、まさか涙を拭くために必要になるとは思わなかった」と熊澤監督に最敬礼。「この1カ月の間、映画館に通うことになりそうです」と思い入れの強さを語った。
一方、林は12月6日が誕生日で、間もなく33歳になるそう。サプライズで上野から花束を受け取ると、「何も考えていなかったので、うれしいですね。33になります。今回の作品のように、俳優をやっていて良かったなと思えるような、人のためになるような作品にかかわっていければ」と決意表明した。
また、共演したことで上野の“人間力”に非常に感銘を受けた様子。「最近、お米にハマっている」という林のために、上野が米をプレゼントしたそうで「僕だけじゃなくて、皆さんにプレゼントするために大きなダンボールを持ってきてくださって。こんなにきれいなツメをされているのに、(ダンボールを開けるために)ベリッと破くんです。そして(この日の会場に)2回目、3回目のお客さまが来てくださっていると聞いて、本当に心からうれしそうな顔をされて。そこにいるみんなに『2回目、3回目の人がいるんだって!』と大きな声で言っていたんです。本当にピュアですてきな方だなと感動させられました」と振り返ると、「樹里さんが持っている、人として大事な部分を自分も持ち続けて、自分も年を重ねていきたいなと思います」と話していた。
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