福山雅治、エンタメの役割を熱弁! 福原遥×水上恒司主演作の舞台挨拶にサプライズ登壇
2023年11月28日 20:30
福原遥と水上恒司が主演を務め、ベストセラー恋愛小説を映画化した「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の完成披露試写会が11月28日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、主題歌を担当する福山雅治がサプライズ登場。福原と水上に花束を手渡し、「まさか会えるなんて」(福原)、「本物だ!」(水上)と両名を驚かせた。
原作は、汐見夏衛氏によるシリーズ累計発行部数70万部の大ヒット小説。現代を生きる女子高生の百合(福原)が1945年の日本にタイムスリップし、特攻隊員の彰(水上)と出会い恋に落ちる。だが、彰はほどなく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。
福山が映画のために書き下ろした新曲「想望」(読み:そうぼう)は、福山本人が本編を鑑賞し、登場人物たちに思いを馳せて書き上げた壮大なバラード曲。タイトルは、「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと」という意味をもっており、福山は「本当に作品から導かれるまま、曲が、歌詞が生まれた」と誕生秘話を明かした。
自身は長崎県出身で、「父や祖父母は原爆を体験していますし、小さな頃から平和教育も受けていた」といい、「日本が戦争をしていた時代がどんどん遠くなるなか、若いキャストの皆さんが、想像力を働かせながら、当時の百合や彰を誠実に生き、きちんとメッセージを届けようとする姿に感動しました」と演技を通して、戦争と平和に向き合った福原、水上を激賞。歌詞は、水上演じる彰の視点で書いたといい、それを知った水上は「彰が百合に言いたかったこと、世界に叫びたかったことが歌詞に書かれていた」と激しく同意していた。
また、福山は「エンターテインメントの仕事は、夢やあこがれで始めるものだが、社会のために、何かの、誰かの役に立てればとも思っている。それをやり切ることが、微力ながら平和への一歩なのかなと」とエンターテインメントの役割を熱弁。「きちんとエンターテインメントとして感動できる作品に仕上げて、それでいて『自分の命や、そばにいる人を大事しよう』という当たり前を大事にしようと思える作品に参加できたのがうれしいですね。長くなってすみません(笑)」と締めくくり、会場を後にした。
福山がステージを去った後も、福原はなかば放心状態で、「さっきまで、楽曲を聞いていて……。すてきなお言葉もいただき、幸せですね」。水上は「僕らにできるのは、伝えていくこと。身近な人、大切な人に優しい気持ちになって、愛あふれる世界になってくれれば、この時代に、この作品が公開される意味がある」と福山の言葉に背中を押されるように、本作の意義を強調していた。
完成披露試写会には共演する伊藤健太郎、嶋崎斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、松坂慶子、成田洋一監督が出席。ステージには、およそ400輪のユリの花が飾られた。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」は、12月8日より全国公開される。
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