2023年度「新藤兼人賞」発表 金賞「曖昧な楽園」小辻陽平監督、銀賞「わたしの見ている世界が全て」佐近圭太郎監督
2023年11月24日 12:00

日本映画製作者協会が今年度公開作品の中から将来性のある新人監督を選出する「新藤兼人賞」が発表された。金賞は「曖昧な楽園」の小辻陽平監督、銀賞は「わたしの見ている世界が全て」の佐近圭太郎監督に贈られる。
小辻監督は、1985年・福井県生まれ。ENBUゼミナール監督コース卒業後、特別支援学校で教員として働きながら自主映画製作を行ってきた。初監督作品「岸辺の部屋」が仙台短編映画祭2017「新しい才能に出会う」部門に入選。初長編作品となった「曖昧な楽園」は、孤独を抱えた人々のあてどない旅を描いたロードムービー。2023年・第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されていた。

佐近監督は、1990年・千葉県育ち。日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業し、池松壮亮主演の短編「家族の風景」がTAMANEWWAVE映画祭特別賞・主演男優賞などを受賞した。2020年には、初の長編「東京バタフライ」が劇場公開。「わたしの見ている世界が全て」は、自分ひとりの力で生きてきたつもりの女性が、疎遠だった兄弟との交流を通して大切なことに気づいていく姿を描いたヒューマンドラマとなっている。


2023年度は、200作品が選考対象となり、最終選考監督10名(10作品)から金賞、銀賞の受賞者を選出。また、プロデューサー賞は「月」の角川歴彦氏に贈られることになった。第28回授賞式は、12月8日に如水会館スターホールで開催予定。
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