ベルリン、カンヌが熱視線 ベルギーの新鋭バス・ドゥボス監督2作が2月2日、日本初公開
2023年11月22日 20:00

2014年に長編第1作を発表して以来、わずか数年でベルリン、カンヌをはじめとする映画祭から熱い注目を集めているベルギーのバス・ドゥボス監督の長編「Here」と「ゴースト・トロピック」が2024年2月2日から公開される。
1983年生まれのドゥボスは、これまでに長編4作品を監督。いずれも多言語・多文化が共生し「ヨーロッパの縮図」ともいわれるベルギーにおいて、現代社会では見落とされてしまう些細な日常の断片をすくい上げて描くスタイルが特徴的だ。
16ミリフィルムの淡い美しさをたたえたスタンダードサイズの映像と、唯一無二のサウンドスケープを響かせるギター、ゆるやかに展開してゆく物語に身を委ねると、ふだんは見落としがちな、人のさりげない優しさや思いやりに気づかせてくれる。
第72回カンヌ国際映画祭監督週間出品作「ゴースト・トロピック」(19)では、現代ヨーロッパの縮図ともいえる大都市ブリュッセルで、終電車を逃した掃除婦が帰宅するまでの小さな一夜の旅路を描く。第73回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門最優秀作品賞&国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)をダブル受賞した「Here」(23)では、誰の目にも触れない、植物学者と移民労働者が織りなす、些細で優しい日常の断片。他者と出会うことの喜びを静かに映し出す。
(C)Quetzalcoatl60秒の特報映像は、2作品の主要な登場人物をワンカットずつ繋いで編集されたもの。具体的なストーリーには触れていないものの、「現代を生きる私たちをつなぐ優しく、静かな物語」のテロップの通り、リアルでありながらも、どこか心が安らぐ映像となっている。
ポスタービジュアルを手掛けたのは、グラフィック・デザイナーの大島依提亜氏。シンプルなデザインながら、両作品の主要な登場人物であるが、どこか響き合うかのような雰囲気も感じられる。
2月2日から、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開。
(C)Quetzalcoatl
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