YOSHIKI、音楽の殿堂カーネギーホールに再び降り立つ! クラシカルワールドツアー最終公演を現地レポート
2023年11月2日 09:00
日本が誇るトップスター・YOSHIKIが10月28日(現地時間)、クラシカルワールドツアー「YOSHIKI CLASSICAL 10th Anniversary World Tour with Orchestra 2023 ‘REQUIEM’(レクイエム)」のニューヨーク公演を行った。降り立ったのは、自身2度目となる世界的な音楽の聖地「カーネギーホール」。割れんばかりの拍手とともに、ツアーのフィナーレを迎えた。
10月9日の東京ガーデンシアターを皮切りにスタートしたクラシカルワールドツアー。10月13日には、150年以上に渡って伝統を築いてきた英国ロイヤルアルバートホールでの演奏に臨み、世界的アーティストのエリー・ゴールディング、セイント・ビンセントらとコラボレーションを果たす。ゴールディングは自身の代表曲「Love Me Like You Do」、ビンセントとは映画「YOSHIKI UNDER THE SKY」でも使用されている楽曲「NEW YORK」をクラシカルなパフォーマンスで披露した。
その後アメリカに渡り、アカデミー賞の授賞式などでもお馴染みのハリウッドのドルビー・シアター(10月20日)で観客を魅了し、スタンディングオベーションを受けたYOSHIKI。 カーネギーホールでは、自身のルーツであるロックへの特別な思いがこもったオマージュ、音楽の象徴とされる歴史的な場所に敬意を表しながら、クラシック・ ピアノの圧倒的な演奏を行った。
ニューヨーク公演では、YOSHIKIが作曲した新曲、「X JAPAN」のチャート上位曲、そしてチャイコフスキーなどのクラシック作曲家の作品をオーケストラの生演奏と共に披露。アメリカン・バレエ・シアター、フィラデルフィア・バレエのダンサーたちのパフォーマンスも魅力的だった。
公演の途中、昨年亡くなった母親について触れる。東京ドームのコンサートやヒット曲を次々出すなかでも、長年自身を支えてくれた母親から投げかけられた言葉は「ちゃんと食事しているのか? ちゃんと寝ているのか?」だったそう。天皇陛下御即位十年の奉祝曲「Anniversary」を演奏した際に“褒められた”エピソードなど、母親との思い出を涙ながらに語っていた。
ピアノの演奏だけでなく、肉体的に激しい演奏を必要とするドラム・ソロを披露して観客を熱狂させ、最後は代表曲「Endless Rain」で締めくくり。会場全体に雪のような光が舞うなか、涙を流しながら大合唱している観客も見受けられた。
最後の公演を終えたYOSHIKIは、観客から花束を渡されながら「あなた方(=ファン)のおかげで、 このツアーを終えることができました。X JapanのXの意味は、無限の可能性。どんなことにも不可能ではないという意味。僕がXと叫ぼうか?」とコメント。YOSHIKIが「We Are」と叫ぶと、観客は「X!!」と6度も応じていた。
翌日の10月29日には、ニューヨークのRoxy Hotelで「YOSHIKI UNDER THE SKY」が上映された。YOSHIKIは、同ホテルに併設されたレストラン兼バーで、ピアノ演奏の「Endless Rain」「Swan Lake」を披露し、観客との会話やサインに応じていた。
なお、YOSHIKIは、アメリカのロサンゼルスにあるTCLチャイニーズ・シアターで殿堂入りを果たしており、同祝典にて自身の手形・足形を刻印。同劇場が、この伝統的な祝典を始めて以来およそ100年、日本人として初めて選出されるという快挙を成し遂げた。
1, Amethyst
2, Tears
3, Angel
4, Miracle
5, Forever Love
6, Kiss the Sky
7, Anniversary
1, 弦楽セレナーデ (DRUM solo)
2, 悲歌のシンフォニー(DRUM solo)
3, Say Anything
4, Swan Lake
5, NEW YORK(featuring St.Vincent)
6, Love Me Like You Do(featuring Ellie Goulding)
7, Red Swan
8, Requiem
9, Without You
10, OPUS 13 in A-minor
11, ART OF LIFE
12, ENDLESS RAIN
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