必殺の地雷投げ、斬新すぎる水中呼吸法! ガチアクション「SISU シス」まさかの展開に“笑ってしまう”
2023年11月2日 19:00
世界中のアクション映画ファンの間で話題を呼んでいるフィンランド映画「SISU シス 不死身の男」(公開中)の新たな特別映像が、このほど公開された。壮絶アクションが魅力の本作だが、鑑賞した人々の間では“笑ってしまう”という感想が多数見受けられる。映像は、「え? ガチアクションでは?」と半信半疑の方のために向けた“クスっとポイント”を集めた内容となっている。
タイトルの“SISU(シス)”とは、フィンランドの言葉で正確には翻訳不能。すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神を意味している。本作は、その“SISU”を武器に、老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげてゆく痛快バイオレンスアクションだ。
公開前のトークショーに登場した映画コメンテーター・LiLiCoも試写を見た後の第一声は「これって笑っていいんだよね?」。つまり「SISU シス 不死身の男」は、ド緊迫の激烈アクションであるにもかかわらず、まさかの展開に“マジか!?”と笑いがこみあげる映画なのだ。SNSでのコメントの一部を紹介しよう。
映像の冒頭は、過激版予告でも好評を博した“地雷原”のシーン。隊長の指示でおそるおそる“歩く地雷探査機”となって地雷原を歩く部下。慎重に足元を選ぶが、なぜか上空から地雷が降り注ぐ。その後、2名の隊員が突撃するのだが、またもた爆発……。「地雷はいくつ埋めた?」と聞かれた部下は「全部です」と応じる。次々と地雷の餌食となる姿に「必殺の地雷投げ笑」「地雷爆発の連鎖笑」とSNSでも大きな反響を呼んでいる。
舞台は水中へ。ヤルマリ・ヘランダー監督自身が「思いついたとき、30分ぐらい笑いがとまらなかった」というシーンだ。水中に追い込まれたアアタミが、敵兵の喉を掻っ切り、そこから酸素を奪うという“強引過ぎるサバイバルシーン”となっている。まさかの解決法に、SNSでは「斬新な水中呼吸法に大笑いした」「流石に不死身でも酸素は必須! じゃあどうする?? その解があまりにも斬新で溢れる笑み!」と驚きと笑いが入り混じった様子。
そして映画のシンボル「ツルハシ」。走るトラックの天井からの斬撃は、3発目で敵兵の脳天に――この間合いはもはやコントである。そしてアアタミにボコボコにされ、命乞いをするナチス兵。霧の中から友軍が現れ「助かった」という表情を浮かべる。しかし、ツルハシを持ったアアタミが黙って睨みつけると、ビビりまくった友軍は武器もバイクを乗り捨てまさかの逃走……! たまらず肩を落とすナチスの姿に思わずニヤリとしてしまう。