【本日開業】ジブリパーク「もののけの里」 タタラ場をモチーフにした体験学習施設など
2023年11月1日 21:00

スタジオジブリ作品を題材にしたテーマパーク「ジブリパーク」の新エリア「もののけの里」が11月1日、愛知・長久手市の愛・地球博記念公園で開園した。オープンに先立ち、開園式典が行われ、愛知県の大村秀章知事、ジブリパークの制作を指揮するスタジオジブリの宮崎吾朗監督らが登壇し、テープカットで開園を祝福した。

「もののけの里」は、「もののけ姫」(1997)に登場する和風の里山的風景をイメージしたエリア。宮崎監督は「6年半前、初めてこの場所に訪れた時、里山体験エリア『あいちサトラボ』と一体でひとつの風景となるような施設を作りたいと思いました。ジブリパークにはさまざまなエリアがありますが、いまのところ個人的には『もののけの里』が1番気に入っています。やはり『風景ができたな』と感じているからですね」と語る。そして、「それからぜひ、ナポリタンの五平餅を食べていただけると嬉しいなと思います。とても美味しいんですよ!」とアピールした。
愛知・長久手市の愛・地球博記念公園にある同施設は、5つのエリアを有している。第1期エリアとして、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」は2022年11月1日に開業しており、現在営業中。第2期エリアとして、「もののけの里」に続き、「魔女の谷」が24年3月16日にオープンする。チケットの詳細は、公式サイト(https://ghibli-park.jp/)で確認できる。「もののけの里」の詳細は、以下の通り。

タタラ場をモチーフにした体験学習施設。草屋根が敷かれている。開園時は、愛知県などの山間部を発祥とする郷土料理「五平餅」の炭火焼体験ができる。
五平餅は、炊いた米をつぶして串に巻きつけ、タレをつけて焼いた郷土料理。タタラ場では五平餅に好きなタレをつけ、七輪の炭火で焼いて作る体験ができる。
・タレの味:くるみみそ、しょうゆ、ナポリタン
・所要時間:約20分
・体験の対象年齢:10歳以上
※事前の予約はなく、タタラ場入口で受付を行う。五平餅がなくなり次第終了。

乙事主をモチーフにした遊具で、背中部分が滑り台になっている(全長約7.6メートル、高さ約3.4メートル)。白い毛並みを、カラフルなタイルや玉石で表現している。
※利用対象は小学生(12歳)以下。
※雨天時は利用不可。

タタリ神を模したオブジェ(全長約9メートル、高さ約2.8メートル)。カラフルなタイルで彩られている。近くにはエミシの村にある物見やぐらがある。
※タタリ神と物見やぐらに登ることはできない。

乙事主やタタリ神のマスコット、干し肉など、もののけの里にちなんだオリジナル商品、飲料などを取り扱っている。エリアの雰囲気に合わせ、石置屋根仕様となっている。05年に開催された愛知万博(愛・地球博)の頃、「サツキとメイの家」(現在の「どんどこ森」内)隣に建てられた管理棟を移築した。

タタラ場の裏にあり、実際に炭を焼くことが可能。もののけの里に隣接する「あいちサトラボ」で当初の拡張計画にあった取り組みの内容を反映し、体験学習施設のタタラ場と炭焼き小屋が作られた。
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