小松菜奈×松田龍平「わたくしどもは。」に大竹しのぶら豪華キャスト 野田洋次郎が劇中音楽担当
2023年10月18日 08:00

小松菜奈と松田龍平が主演を務める映画「わたくしどもは。」に、大竹しのぶ、片岡千之助、石橋静河、田中泯、内田也哉子、森山開次、辰巳満次郎ら、さまざまなジャンルの豪華キャストが出演していることがわかった。劇中の音楽を野田洋次郎(「RADWIMPS」)が手がけていることも発表された。
本作は、ベネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクト、Biennale College Cinema 2018-2019で、インターナショナル部門9作品のうち日本から唯一選ばれた企画。5年の月日を経て、10月23日に開幕する第36回東京国際映画祭のコンペティション部門公式出品作品として、ワールドプレミアを迎える。
江戸時代、無宿人と呼ばれる戸籍を剥奪された人々が内地から佐渡島に連れてこられ、金山で過酷な労働を強いられた結果、多くの方が命を落とすという出来事があった。佐渡島を訪れた富名哲也監督は、この金山跡地の片隅にひっそり佇む墓地“無宿人の墓”の存在から本作の着想を得た。戸籍のない人たち(“無国籍者”)は、遠い過去の出来事ではなく、日本そして世界的にも増加し、現在問題となっている。
(C)TETSUYA to MINA film新たに出演が発表された大竹は、記憶を失った女(小松)を助ける金山跡地の掃除婦・キイ役を務める。ジェンダーに悩む高校生・透役に歌舞伎界のホープである片岡、謎のバスガイド・ムラサキ役に石橋、あの世とこの世の狭間の番人をする館長役に、舞踏家・俳優の田中を配した。さらに、内田が透の母親、ダンサー・演出家の森山が爛れた男、そして重要無形文化財保持シテ方宝生流能楽師の辰巳が能楽師に扮する。
(C)TETSUYA to MINA film舞台は、佐渡島の金山跡地。倒れている女(小松)が目覚めるが、彼女には過去の記憶がない。女は、清掃員のキイに助けられ、家に運ばれる。そこにはアカとクロという名の女の子も暮らしている。名前を思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。ミドリはそこで警備員の男(松田)と出会う。男もまた名前と過去の記憶がないという。そんなミドリと男は互いに惹かれ合っていく。
「わたくしどもは。」は、2024年公開。
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