第15回「京都映画企画市」優秀映画企画決定! “斬新さを感じた”と犬童一心監督
2023年9月26日 16:00

第15回京都映画企画市の企画コンテストが9月23日にハートピア京都で開催され、審査の結果、馬杉雅喜監督の企画「サバイバル忍者」が優秀映画企画に決定した。
一次書類審査を通過したファイナリストである中嶋駿介監督が「洗い髪のお妻さん」、栗本慎介監督と島村隆氏(企画・脚本)が「ガブ」、洞内広樹監督が「まやかし侍」、玉木雄介監督と永富康太郎プロデューサーが「累 RUI」、そして馬杉監督と三井玲衣氏(脚本)がそれぞれプレゼンを行い、犬童一心氏(映画監督)、矢島孝氏(松竹映像企画部映画企画室プロデューサー)、和田隆氏(映画記者)が審査を行った。

優秀映画企画に選ばれた馬杉監督「サバイバル忍者」は、謎に包まれた偉人、国を正そうとする若き聖徳太子と、全忍者の祖であり、山奥で1人生きた純粋無垢の大伴細人(サビト)が繰り広げるアクションサバイバル活劇。馬杉監督は「犬童監督の講評を受け、キャラクターの精神や気持ちの流れについてアイディアがまとまりました。企画内容をしっかり見ていただいたことがうれしかった。選ばれなかった場合も、再度修正して挑戦しようと思っていました」と受賞の喜びを述べ、三井氏は「馬杉さんがサビトの子孫であることを聞き、大変面白いという会話をし、応募しました。私は日本史がとても好きなので、いつかは時代劇をやりたいと思っていました。賞を頂けてうれしく思います。良い作品にしていきたいです」とした。

犬童監督は「どの企画が選ばれてもおかしくなかったと思います。それぞれ良いところがありました。その中で、聖徳太子を時代劇で描くのを今まであまり見たことがなく興味をひかれました。そして、“忍者誕生”という題材はインターナショナルであり、また斬新さを感じました」と総評を述べた。
また当日は、第14回優秀映画企画「うつつの光、うつる夜」のパイロット版がお披露目され、鹿野洋平監督、キャストの堀田貴裕と大石彩未が登壇し、舞台挨拶を行った。作品は1812年が舞台で、幻灯機で図版に宿った精霊と対話できる写し絵師を主人公に、儚く切ない江戸人情の物語を、ユーモアを交えつつ幻想的に描いている。
「京都映画企画市」は、時代劇の拠点である京都の優位性を活かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的とした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利が付与され、京都での撮影、東映京都撮影所もしくは松竹撮影所の協力とアドバイスにより制作を行う。特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO)と京都府が主催。
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