吉田沙保里、ダチョウ倶楽部に緊急加入!? 「グランツーリスモ」のレースを超高速送風機で疑似体験
2023年9月13日 14:00

全世界でシリーズ累計9000万本を売り上げた日本発のゲームをハリウッドで映画化する「グランツーリスモ」の公開直前イベントが9月12日、グランドシネマサンシャイン池袋で行われ、女子レスリング金メダリストの吉田沙保里と「ダチョウ倶楽部」の肥後克広、寺門ジモンが出席した。
1997年にプレイステーション用ソフトとして誕生した、リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズ。映画では、2008年~16年に実施された、ゲームのトッププレイヤーをプロレーサーに育成する「GTアカデミー」をめぐる驚きの実話を描く。

“世界一過酷なトレーニング”を積み重ね、前人未到の世界選手権とオリンピックを合わせて世界大会16連覇の記録を持つ吉田と、熱湯風呂や熱々おでんなど“世界一過酷なお笑い”を探求し続けるリアクション芸人のパイオニア「ダチョウ倶楽部」は、レーシングスーツに身を包みヘルメット姿でイベントに登場。
まず問いかけられたのは、過去に体験した“過酷なこと”。肥後が「車をクレーンで10メートル以上釣り上げて落とされる」「乗ってる車が前後に分かれてしまう」「車のフロントに縛られてそのまま火の中につっこんだりしましたね」と明かすと、寺門が「映画を超えるな!」とすかさずツッコミ。一方、吉田は「(体重の)増量がつらかったですね、泣きながら増やさないといけなくて。こうみえて小食で全然食べられなくて、練習がきつくなればなるほど喉を通らなくなって、あと試合が近くなると緊張で食べられなくて過酷でしたね」と語っていた。

劇中で描かれているプロのレースの世界は「新幹線の最高速度とほぼ同じの時速320キロで走る」「体にかかる重力は戦闘機に匹敵する3~5Gと言われ、失神するドライバーもいるほど過酷」「車中温度は60度を超え、1回のレースでかく汗の量は3キロ」という過酷なもの。この日は、そんなレースの猛スピードを“肌で体感”するため、風速32m/sの巨大送風機が用意された。

「私、やります!」(吉田)、「じゃあ俺が!」(肥後)、「じゃあ俺も!」(寺門)、「どうぞ、どうぞ」(吉田&肥後)というお約束の流れを経て、チャレンジのトップバッターは寺門に。想像以上に風の威力が強かったようで「声も何も聞こえない!」と身振り手振りを入れて大慌てだ。続いて、ドライバー役を吉田にバトンタッチ。風を顔で浴びる吉田の必死な表情に、寺門は「現役以来の真剣な顔だよ!」とコメント。吉田は「凄いです、風が!」と驚きつつも、強風にひるまない“圧倒的な強さ”を見せつけた。

最後に肥後が席につき、吉田が送風機のスイッチをON。すると、吉田は肥後の口の中に送風機を突っ込むというまさかの強行手段に出た。肥後が「息ができない!!」と大パニックながらも必死に訴えると、吉田は「だってやらないといけないんですもん! あと後ろから押されました!」と自身に否がないと主張していた。

「いやいやいや!!あのな、吉田、お前違うんだよ!!」(肥後)、「でもやれって言うんだもん!」(吉田)と白熱した論争を繰り広げた2人は、徐々に近づきあやうくキスをしそうに。すんでのところで、吉田が逃げると、すかさず寺門が「ってやらねぇよ馬鹿野郎!!吉田さんにキスしたら明日の新聞一面だよ!」と強めにツッコミ。しかし意外にも「(吉田が)受け入れようとしてた」と肥後が指摘すると、会場は爆笑につつまれた。

過酷なチャレンジを身をもって体験した吉田らは、映画についての感想も述べた。
吉田「自分の好きな道を最後まで夢をもってあきらめない姿というのは共感しました。私はレスリングをずっとやってきて女子レスリングは最初オリンピックの種目に入ってなかったんですけど、いつかはオリンピック種目になるということを信じて貫いた結果が、オリンピックで金メダルという結果に繋がったので、この映画もそういうことを教えてくれる、共感できる作品ですので、ぜひ皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」
肥後「レースだけの映画だと思って観たら全然違ってて、ゲーマーが本当のレーサーになっていくというサクセスストーリー。いつか夢を叶えられるという話で、まさにドリームカムトゥルー!(「DREAMS COME TRUE」のベーシスト・中村正人の物まねをはさみ)迫力もあるし、実話だってことにもビックリです!最高です!」
寺門「実話系の映画ってあるじゃないですか、その中で一番最高傑作かもしれません!映画を観てるだけで様々なことが体験できるようになっていて、本当によくできた映画です。最後の最後まで観てください!絶対あなたも感動する。チャンスを掴める。そんな気持ちがもらえるような映画だと思います!」
「グランツーリスモ」は、9月15日に全国公開。
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