中村倫也&賀来賢人、「劇場版 SPY×FAMILY」でアーニャの前に立ちはだかる悪役に
2023年9月12日 19:00

「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」ゲスト声優が発表され、俳優の中村倫也と賀来賢人の出演が明らかになった。原作漫画のファンだという2人が、アーニャの前に立ちはだかる悪役の声を担当する。
シリーズ累計発行部数3100万部突破の遠藤達哉氏の漫画をアニメ化した「SPY×FAMILY」は、極秘任務を課された凄腕スパイの黄昏が、ロイド・フォージャーという偽名を名乗り、 ヨル、アーニャ、ボンドを“かりそめの家族”として任務に挑む姿を描く。テレビアニメ「Season1」が2022年に2クール放送され、10月からは「Season2」がスタートする。

劇場版は、原作者・遠藤氏が監修・キャラクターデザイン原案を務め、完全新作ストーリーが展開。ロイドの任務「オペレーション梟(ストリクス)」の継続とアーニャの「星(ステラ)」獲得のために、フリジス地方に向かうことになったフォージャー家が、旅先でさまざまなハプニングに見舞われ、アーニャが“あるチョコレート”を飲み込んだことから世界の命運を握る事件に巻き込まれてしまう。

ゲスト声優は、映画オリジナルキャラクターのドミトリ役を中村、ルカ役を賀来が担当。東西平和の転覆をもくろむ軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまったアーニャの前に立ちはだかる敵役コンビだ。
小心者のドミトリを演じた中村は「役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役2人組と聞いて楽しみになりました」と告白。ツッコミ担当のルカを演じた賀来は「まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、そうそうたるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなとうれしく感じました」と喜びを述べている。
実際に2人で掛け合いながらアフレコが行われた。現場に同席した原作者・遠藤氏は、「(中村と賀来は)仲の良いお二人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うセリフを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをしていただけたなと感じます。お2人とも以前からスパイファミリーを読んでくださっていたそうで、とてもうれしかったです」と絶賛している。
「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」は12月22日から公開。

アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイディアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんと出来ているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちに沢山ほめていただきました(笑)。
公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや、『SPY×FAMILY』を好きな方たちが観に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。

アフレコをしている時、沢山の方に褒めては頂いたのですが、それを鵜呑みにしていいのかどうかわからないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。
台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。『SPY×FAMILY』をずっと好きな人が観て楽しんでもらえるのは勿論ですが、初めて観るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに『SPY×FAMILY』全部乗せのような感じなので最高の劇場版が出来ると思います。
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