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“尿する裸僧”天才画家に魅せられた若者を、“ピンク四天王”佐藤寿保が描く「火だるま槐多よ」12月23日公開

2023年9月10日 10:00

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大正時代の画家・村山槐多をめぐる物語
大正時代の画家・村山槐多をめぐる物語
(C)2023 Stance Company / Shibuya Production

22歳で夭逝した天才画家であり詩人の村山槐多(1896~1919)を主題に、“ピンク四天王”と称される佐藤寿保監督が、槐多の自画像“尿する裸僧”に感銘を受け製作した映画「火だるま槐多よ」が12月23日公開される。

槐多の作品に魅せられた現代の若者たちが、槐多の作品を彼ら独自の解釈で表現し再生させ、時代の突破を試みる前衛エンタテインメント。タイトルの由来は、槐多の友人・高村光太郎の詩「強くて悲しい火だるま槐多」で、脚本は、「乱歩地獄 / 芋虫」「眼球の夢」などでタッグを組む夢野史郎が担当し、槐多の死後、友人たちの熱望によりデスマスクがとられた事実なども盛り込んだ本作が完成した。

大正時代の画家・村山槐多の「尿する裸僧」という絵画に魅入られた法月薊(のりづき・あざみ)が、街頭で道行く人々に「村山槐多を知っていますか?」とインタビューしていると、「私がカイタだ」と答える謎の男に出会う。その男、槌宮朔(つちみや・さく)は、特殊な音域を聴き取る力があり、ある日、過去から村山槐多が語り掛ける声を聴き、度重なる槐多の声に神経を侵食された彼は、自らが槐多だと思いこむようになっていたのだった。

ダブル主演の槌宮朔役には、「佐々木、イン、マイマイン」などの遊屋慎太郎、法月薊役には「背中」で映画初主演を飾った佐藤里穂を抜擢。パフォーマンス集団の元村葉役に工藤景、民矢悠役に涼田麗乃、庭反錠役に八田拳、早川笛役に佐月絵美が集結し、研究施設を脱走した4人を観察する亜納芯役で田中飄、朔を見守る式部鋭役で佐野史郎が脇を固める。

音楽は、ジャンルを越境した前衛ビートで国内外で絶大な人気を誇るSATOL aka BeatLiveと、舞踏や現代美術などとのコラボレーションで国際的な注目を集め、人間環境学博士でもある異色ミュージシャン田所大輔の二人が、それぞれの持ち味で槐多の摩訶不思議な世界を彩っている。12月23日から1月12日まで新宿K’s cinemaにて公開。

佐藤寿保監督コメント
表現する事の不自由さで悪夢の日々を送った新型コロナ禍、以前から映画にしたいと思っていた”村山槐多もの”をやらなければと思った。奇しくも流行性感冒で夭折した槐多の”尿する裸僧”は、表現する事への渇望であり溢れんばかりの熱量だ。未だ画一的な価値観で個を蔑ろにしているこの世に100年の時空を超えて槐多を解き放ち、現代人の眠っている潜在意識を呼び起こし感応させたい!飽き足らない日常に葛藤する老若男女へお贈りする”火だるま槐多”からのピンクのラブレターです。

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