永井豪「グレンダイザー」が福田己津央総監督、キャラデザ貞本義行らで24年にリブート 「マジンガーZ」兜甲児も登場
2023年8月23日 22:30
原作「UFOロボ グレンダイザー」では、恐星大王ベガが率いるベガ星連合軍に母星であるフリード星を滅ぼされた亡国の王子デューク・フリードが地球へと難を逃れ、ベガ星連合軍の魔手から第二の故郷である緑の星を守るべく、フリード星の守護神たる巨大戦闘ロボット、グレンダイザーに乗って敢然と戦う姿が描かれた。同じく永井氏原作の「マジンガーZ」や「グレートマジンガー」の流れを汲んでおり、両作品のキャラクターなどが作中に一部登場する。テレビアニメは1975~77年に制作され、78~79年にフランスで「ゴルドラック」のタイトルで放送された際には、最高視聴率100%を記録するという快挙を成し遂げた。また、日本国内では複数の雑誌で漫画版も連載されている。
「グレンダイザーU」は、原作から約50年越しとなるリブート作品。総監督に「機動戦士ガンダムSEED」の福田己津央を迎え、キャラクターデザインを「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行、シリーズ構成・脚本を「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の大河内一楼、音楽を「勇者王ガオガイガー」の田中公平が担当する。アニメーション制作は「組長娘と世話係」のGAINAが行う。
ティザーPVには、ダブルハーケンを携えたグレンダイザーの勇姿と、デューク・フリードの変身シーンを収録。映像内には、設定画や絵コンテといった制作資料がちりばめられている。
ティザービジュアルは貞本による描き下ろし。「宙(そら)と大地よ、思い出せというのか?」というキャッチコピーとともに、激しい稲妻を放つグレンダイザーと、戦闘服姿のデュークが描かれている。また、キャラクターとメカニックの設定画も公開されており、原作と同じく「マジンガーZ」の主人公である兜甲児が“光子力研究の第一人者兜十蔵博士の孫”という役どころで登場することも明らかになった。
永井氏とスタッフのコメントは以下のとおり。
アニメに夢中になっていた学生時代の大好きな作品ですので、まず自分の感覚を裏切ることのないような作品にできたらいいな、と思っています。
私もそうですが往年のファンは理由がない改変を嫌います。じゃあそのままでいいのか? と言われれば、それでは作る意味も見る価値もないことになってしまうので、さじ加減が難しいです。
基本的には「グレンダイザー」という作品の成り立ちや根底にあるテーマを再構築して、今の時代にもう一度見直しています。
昔からのファンであれば、また違った楽しみもありますので、どうか皆さんぜひご覧ください。
実は初めての原作モノなのですが、永井豪先生の原作ならって飛びつきました。
タイトルから昔の作品だよねと敬遠せず、何かありそうだなと思ってもらえれば。
新旧のマリアージュとして美味しく齧(かじ)ってもらいたいですね。
「グレンダイザー」はもちろん、周辺の作品へのリスペクトもこめて作りましたが、「グレンダイザー」を知らない人でも楽しめるよう続編ではなく、新しい物語として書きました。
世界中の「グレンダイザー」ファンに届いてくれればと願っています。
新しい「グレンダイザー」のスタート。
作曲依頼が来た時、豪華なスタッフのお名前を知った時、私に本当に期待されているのだ! と、光栄に思いました。
今回の作曲で目指すところは、新、旧の「筋金入りのロボットものファン」に対して、「これぞ正統、本物のロボット音楽」だと思っていただける楽曲を制作することでした。聴いていただければ、私の決意はおわかりになることと思います。
この素晴らしい作品を鑑賞して、そして受けるであろう心からの感動を、全世界のファンの方々と共有したいと思います。
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