無罪判決のケビン・スペイシー、早くも銀幕復帰が目前か
2023年8月2日 12:00

性的暴行の容疑で起訴されていたオスカー俳優のケビン・スペイシーに、このほど英サザーク裁判所で無罪の評決が下った。これを受けて、疑惑のさなかに製作された映画の全米公開に向けた動きも活発になりつつあるという。
大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタインに対する告発を発端とした#MeToo運動の中でも注目を集めた裁判のひとつ。英ガーディアン紙によれば、4週間に及ぶ裁判の結果、無罪を言い渡されたスペイシーは被告席で涙を流した。無罪判決となった7月26日は、くしくもスペイシーの64歳の誕生日。胸に手を当て、陪審員たちに向かって「ありがとう、ありがとう」と感謝の意を述べた。
スペイシーはこれまで、30人以上の男性から被害の申し出があり、そのうち性的暴行7件、強制わいせつ3件、合意のない性行為に関する罪2件の計12件の嫌疑がかけられていた。公判の途中で強制わいせつ罪が追加され、起訴状に記載された犯罪容疑の総数は13件となったが、4件の強制わいせつ罪は「法的詭弁」のため、裁判官によって取り消しに。残る9件について、スペイシーは「全くのでたらめ」「背後から刺された」と主張し、容疑を全面的に否認していた。
2017年にドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード」の共演者が14歳の時にスペイシーから性的暴行を受けたと告発したことから騒ぎに。スペイシーは当時、「もし私が当時、彼の言うような振る舞いをしたのだとしたら、酔っていた時の行動がひどく不適切なものであったことを心から謝罪しなければならない」と謝罪。「ハウス・オブ・カード」を解雇されたほか、映画作品からもほぼ遠ざかっていた。
しかし、渦中でもイタリアのフランコ・ネロ監督作「The Man Who Drew God(原題)」に起用されたほか、アメリカのコメディスリラー映画「Peter Five Eight(原題)」は8月25日に全米公開が決まっていた。さらに声優として参加した、イギリス製作のアクションスリラー映画「Control(原題)」も、今回の判決を受けて、英米で年内の公開を目指しバイヤーと真剣な話し合いが進んでいると米ハリウッド・レポーターが報じている。
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