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北乃きい主演、福井でメガネ作りに挑んだ人々の情熱と愛描く「おしょりん」場面写真公開

2023年8月1日 12:00

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協力しオール福井ロケが行われた
協力しオール福井ロケが行われた
(C)「おしょりん」制作委員会

北乃きい主演、明治時代の福井県を舞台に、同地のメガネ産業の礎を築いた人々の情熱と愛を描いた「おしょりん」の場面写真が公開された。

作家・藤岡陽子が史実を基につづった同名小説を映画化。撮影は、2022年2月から4月にかけ、福井県をはじめ県内17市町、100を超える県内企業が協力しオール福井ロケで行われた。日本三大松原として知られる気比の松原(敦賀市)、旧谷口家(住宅国指定重要文化財/越前市)、西野本家住宅(登録有形文化財/越前市)、おさごえ民家園(福井市)、旧岸名邸(登録有形文化財/坂井市)、旧森田銀行(登録有形文化財/坂井市)など、多くの景勝地が映し出される。

画像2(C)「おしょりん」制作委員会

明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男である増永五左衛門の妻・むめは、育児と家事に追われる日々を過ごしていた。そんなある日、大阪で働いていた五左衛門の弟・幸八が帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと提案する。その頃メガネはまだほとんど知られていなかったが、活字文化の普及により今後は必需品になるというのだ。初めは反対していた五左衛門も、視力の弱い子どもがメガネをかけて喜ぶ姿を見て挑戦を決め、村の人々を集めて工場を立ちあげる。

主人公・増永むめを北乃、夫・五左衛門を小泉孝太郎、弟・幸八を森崎ウィンがそれぞれ演じ、「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」の児玉宜久が監督を務めた。

画像3(C)「おしょりん」制作委員会

場面写真は、メガネ工場を立ち上げた増永兄弟を愛と情熱で支えた北乃演じる主人公むめの優しい表情を捉えたカットや、真剣な眼差しをメガネに向ける森崎と小泉演じる増永兄弟、宮大工出身ながら一からメガネ作りに挑む職人を演じた駿河太郎など、今となってはメガネ生産の聖地となった福井県の礎を築いた人々の熱い想いが伝わってくる場面写真となっている。増永兄弟の母役のかたせ梨乃、メガネ作り職人役の津田寛治、メガネ商人役の佐野史郎ら脇を固める豪華キャストの面々も確認できる。

おしょりん」は、10月20日から福井県にて先行公開、11月3日から角川シネマ有楽町ほか全国公開。

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