ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演「哀れなるものたち」は12月全米公開に

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「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組んだ新作「哀れなるものたち」が、9月8日全米公開から12月8日全米公開に延期されたことがわかった。米サーチライト・ピクチャーズが発表したもので、米俳優組合のストライキによりプロモーション活動ができないことが影響したとみられる。

「哀れなるものたち」は、スコットランドの作家アラスター・グレイによる同名の異色小説を映画化した作品。ビクトリア朝時代の英国を舞台に、夫の虐待から逃れたい一心で入水自殺を図るが、エキセントリックな天才科学者によって蘇生され、身ごもっていた子の脳を移植される若き女性ベラ・バクスターの物語を描く。ストーンが主人公ベラ役を演じるほか、ウィレム・デフォー、マーク・ラファロ、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル、クリストファー・アボットが共演した。

「哀れなるものたち」は、「女王陛下のお気に入り」「クルエラ」の脚本家トニー・マクナマラが脚色。8月30日に開幕する第80回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出されている。