「ラ・ボエーム」の世界が、現代のニューヨークを舞台に広がる 予告&場面写真11点披露
2023年7月24日 09:00
人気ブロードウェイミュージカル「RENT(レント)」の原作にもなった、オペラの最高傑作「ラ・ボエーム」を、新たにミュージカルとして描く「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」の予告編と、場面写真11点が一挙お披露目。映像には、現代のニューヨークを生きる若き芸術家や恋人たちの青春が、現役オペラ歌手たちの圧倒的な歌声とともに切り取られている。
1896年の伊トリノでの初演以来、世界中で長きにわたり愛され続けている、ジャコモ・プッチーニ作曲の「ラ・ボエーム」。本作は、「ラ・ボエーム」の舞台を1830年代のパリから現代のニューヨークへと置き換え、メインキャラクターにアジア人を据えるなどさまざまなアレンジを施した、新たなミュージカル映画。格差、貧困、マイノリティなど、さまざまな生きづらさを抱えながらも、夢と情熱で青春の日々を謳歌しようとする芸術家たちの姿を、圧巻の歌唱と独創的な映像美で、情感豊かに描く。
物語の中心となるのは、大晦日のニューヨーク、凍える寒さの屋根裏部屋で生活する、その日暮らしの4人の芸術家たち。そのなかのひとり、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人ミミが彼の火を借りにやって来て、ふたりはたちまち恋に落ちる。同じ頃、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。最初は戸惑いつつも、ふたりの間には、かつての強い愛がよみがえる。そして時は流れ、ミミは重い病に侵され、ロドルフォは彼女のもとを去っていた。一方、ムゼッタとマルチェッロも、嫉妬心が原因で、別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たちは、それぞれ別の道を歩んでいく。
予告編は、屋根裏部屋で楽しく暮らす4人の芸術家たちや、大晦日のチャイナタウンに繰り出し新年を祝うシーンなどを活写。そしてムゼッタとマルチェッロ、ミミとロドルフォという2組の恋人たちの姿が、「夢に生きた、愛を信じた、はかなくも永遠の日々」というコピーとともに切り取られている。場面写真では、声高らかに歌うムゼッタ、仲むつまじく見つめ合うロドルフォとミミを活写。芸術家たちが集まった賑やかなパーティのシーンや、マスクを付けたチャイナタウンの人々なども写し出されている。
ミミ役にビジョー・チャン、ロドルフォ役にシャン・ズウェン、ムゼッタ役にラリサ・マルティネス、マルチェッロ役にルイス・アレハンドロ・オロスコを配した。そのほかコッリーネ役の井上秀則、パルピニョール役のアンソニー・ロス・コスタンツォ、アルチンドロ役のイ・ヤンが共演。ビジュアルアーティストでオペラ監督のレイン・レトマーが、本作で映画長編監督デビューを果たした。
「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」は、10月6日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
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