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アメリカで字幕ビジネスが成長中

2023年7月16日 08:00

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Z世代の8割がテレビ番組を字幕視聴
Z世代の8割がテレビ番組を字幕視聴
写真:アフロ

日本で洋画を鑑賞する際の「字幕離れ」が語られるようになって久しいが、アメリカでは英語コンテンツに英語字幕を付けるビジネスが成長しているという。米ハリウッド・レポーターが報じた。

聴覚障害者主導の慈善団体Stagetextが2021年に実施した調査によると、18歳から24歳の80%が、何らかのデバイスでテレビを視聴する際、一部または全時間帯で字幕を使用しており、聴覚障害者はそのうちのわずか10%だったという。このような変化は、特にアメリカ国内での放送だけでなく、世界中にストリーミングされるコンテンツなど、これまで以上に見るべきものが増えたことと重なる。

スタジオや動画配信企業が社内に字幕制作者を抱えることは珍しく、そのため、大半が世界中にいるフリーランスの字幕制作者に業務を委託している。代表的な字幕制作会社の一つRevでは、毎年7万人から7万5000人のフリーランサーを国内外に抱え、大学生から専業主婦、長年業界で働いてきた定年退職者に仕事を発注しているという。

Revは、難易度によってレートを変えながら、1分ごとに報酬を支払っているとのこと。英語のキャプションは1分ごとに0.54~1.10ドル、外国語の字幕は1分ごとに1.50~3ドル程度で、複数の話者が会話を交わす複雑な内容や、法律や医療系のような予備知識が必要なコンテンツの場合は、さらに高い報酬を設定しているという。

Fox、CNBC、Bravoなどをクライアントに持つ字幕制作会社Vitacでは、英語スピーカーの社員は、録画済みコンテンツにキャプションをつけるために4カ月、生放送コンテンツに携わる場合は6カ月程度の厳しいトレーニングを受けるが、「応募しても受からない人が多く、トレーニングを始めても終わらない人が多いのです」と担当者は語る。

特に、授賞式のようなライブイベントの場合、キャプション係は受賞者の名前が除外された原稿を事前に渡される、しかし、受賞者がアドリブでスピーチを始めた途端、キャプション担当者はゼロからの作業となり、スペルミスなどが発生しうる。また、放送禁止用語の使用や不適切な翻訳による“放送事故”や“炎上”も実際に起こっている。

また、YouTubeやTikTok、Instagram等で、多くのコンテンツクリエイターが投稿にキャプションを付けるようになり、新たな変化をもたらしている。SNSの字幕は、動画のアスペクト比が異なるため厄介だという。Facebookに動画が掲載される場合は、標準的な解像度で、かなり長い字幕になります一方、Instagramにアップされる動画は、通常スマートフォンで視聴するため、非常に短い字幕にする必要がある。

編集を手作業で行う場合もあるが、AI(人工知能)技術により文字起こしを行い、それを人間が編集・修正することが増えているという。Rev社のパット・クルーズ氏は「純粋なタイピング作業とは対照的に、人間はより価値の高いことに集中できるようになります。なので、(AIは)間違いなく重要な存在になっていきますが、それ以上に、人間が自分の仕事をよりうまくこなせるように手助けするという意味合いが強いです」とAIの位置付けを語っている。

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