トム・ホランド、アルコール依存を克服 断酒を1年半続ける
2023年7月15日 10:00

「スパイダーマン」シリーズの英俳優トム・ホランドが、英作家・ライフコーチのジェイ・シェティのポッドキャスト番組「On Purpose With Jay Shetty」に出演し、5月に告白したアルコール依存症について詳細を語った。
アップルTV+の主演ドラマ「クラウデッド・ルーム」の役作りでメンタルヘルスについて学んだホランドは、1年以上前から断酒していることを先ごろ明かした。このほどポッドキャスト番組に出演したホランドによると、自身のアルコールの問題について意識したのは「酒浸りのクリスマス」を過ごした後で、これをきっかけに翌1月にお酒を断つ決意をしたという。はじめの1カ月は「飲むことしか考えられなかった。すごく怖かった。“ちょっとだけなら飲んでいいんじゃないか”という思いが、ずっと頭をよぎっていた」という。
自分はアルコールの問題など抱えていないと証明するため、そのまま断酒を続けようとしたが、イギリスの飲酒文化がそれをさらに困難にしたようだ。
「人付き合いなんか無理だと思った。パブに行って、ライム入りソーダ水なんて注文する気になれない。人とディナーにも行けない。すごくすごく苦しかった。自分はアルコール依存症なのかもしれないと、本気で心配しはじめた」
半年続け、6月に誕生日を迎えた頃には苦しい時期を乗り越え、穏やかな気持ちで断酒を習慣化できるようになったという。
「人生でいちばん幸せだと感じた。よく眠れるし、以前よりうまく困難に対処できる。撮影現場でなにか問題が起こったとき、昔ならすぐ頭にきていたけれど、冷静に受け止められるようになった。すごく思考がクリアになったんだ。前より健康だし、体調がいい。昔はよく自問していた。“なんで、どうして僕はお酒にがんじがらめにされているんだ。なんで飲むことにそこまで固執するんだ”って」
1年半断酒を続けているホランドは、「口に出して言えるようになったことがうれしい。僕は確実にアルコール依存症だった。否定する気持ちはまったくない」と語った。
「クラウデッド・ルーム」は、強盗強姦で逮捕され解離性同一性障害(多重人格障害)を理由に無罪判決を受けたビリー・ミリガンについて綴ったノンフィクション「24人のビリー・ミリガン」もとにした心理スリラーで、ホランドは主人公ダニー・サリバンを演じている。同作はアップルTV+で配信中。

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劇場公開日 2022年9月9日
上映時間 157分 (G)
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