【独占取材】石田純一&いしだ壱成に聞く 初めて親子で映画祭に参加して思うこと
2023年7月1日 18:17

北海道夕張市で開催されている「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のゆうばりチョイス部門に出品された「散歩屋ケンちゃん」が7月1日、ワールドプレミア上映を果たし、いしだ壱成と石田純一、そして寺井広樹監督が来場した。
いしだ壱成と石田純一が、実写映画として初の父子共演を果たした本作は、銚子電鉄の100周年を応援するために企画・製作されたドラマ。ひょんなことから、お年寄りや引きこもりの人といった支援が必要な人々と、時には犬を連れて一緒に歩く「散歩屋」を始めたケンちゃんが、一癖も二癖もある客たちと出会うなかで、生き別れた父への思いを募らせるようになり、やがて父への思いと向き合うことになる。


主人公ケンちゃんをいしだ、ケンちゃんの父を石田が演じ、漫画家のビッグ錠、フォークシンガーの友川カズキ、コラムニストの辛酸なめ子、俳優の佐伯日菜子、「ミスマガジン2022」グランプリの瑚々ら個性的なキャストが顔をそろえる。
上映前、会場ロビーに登場した石田親子は、自ら率先してチラシ配りを敢行。突然の石田親子の登場に、周囲は大盛り上がり。ふたりとも気さくにサインや写真撮影などに応じるなど、ファンとのつかの間の交流を楽しんだ。そして上映がはじまると、石田親子、寺井監督らは観客と一緒に映画を鑑賞した。

上映終了後に改めて舞台挨拶に登壇した石田は、「僕は壱成くんの芝居というか、感性がとても好きなので。一見、地味そうな話ではあるんだけど、ちょっと先が読めない展開というか。そういう不安定さが寺井監督はうまいなと思いました。そしてそれが壱成くんにも合っているなと思いました」と話す。
一方、いしだは「前にアニメでは(父子で)共演したことはありましたが、こうやっていざ一緒にお芝居をしてみると新鮮な気分になりました。こういう気持ちになるんだなという具合に、ケンちゃんの心情と重なって。いろいろなものが出てきました」と述懐。そんなふたりについて、寺井監督は「でもとにかくこのおふたりが、お互いをリスペクトし合っているんだなというのを感じて。撮影現場でも思わずジーンときて、泣いてしまったところもありましたね」と明かした。

寺井監督が「現場では壱成さんに仕切っていただいた」と証言する通り、いしだ自身も率先してスタッフワークを手伝っていたとのことで、「スタッフの人員も少なかったものですから。第4の助監督として、自分の出番がないところでもやらせていただきました」と朗らかに語る。
そんな寺井監督に対し、石田は「今回、テリー伊藤さんが『この監督才能あるよ』と絶賛してくれたんですよ。いわゆる大作映画ではないんですけど、そういう分かる人に分かってもらえるというのはうれしかったですね」と笑顔。いしだも「監督の中には(キャラクターの)バックグランドはこういう感じでというのが明確にあったので、楽をさせていただきました」と全幅の信頼を寄せている様子だった。

そしてこの日は舞台挨拶直後の石田親子に直撃インタビューを敢行。映画祭への思いを語ってもらった。


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