狂騒の一夜が幕を開ける! 池松壮亮がピアニスト役で1人2役「白鍵と黒鍵の間に」キャラクターポスター8種&第2弾特報映像
2023年6月28日 09:00
池松壮亮が1人2役に挑む、冨永昌敬監督の最新作「白鍵と黒鍵の間に」(10月6日公開)。2人のジャズピアニストの運命を狂わせるクセ者たちの各テーマカラーに彩られたキャラクターポスター8種と、第2弾特報映像(www.youtube.com/watch?v=Pwc3Hoi93H8)が公開された。
原作は、ジャズミュージシャンでエッセイストとしても才能を発揮する南博氏の「白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編」。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々を綴った回想録だが、共同で脚本を手がけた冨永監督と高橋知由が一夜の物語に大胆にアレンジした。南氏がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分け、3年間に及ぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘う。
昭和63年、年の瀬の銀座を舞台に、池松が未来に夢を見る「博」と夢を見失っている「南」を繊細に演じ分け、2人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く今作。ジャズピアニスト志望の博(池松)が場末のキャバレーでリクエストされた「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲が大きな災いを招くとは知る由もなかった。“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳るヤクザの熊野会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南(池松)だけだった。2人の運命はもつれ合い、多くのクセ者たちを巻き込みながら予測不可能な“一夜”を迎えることになる……。
このほど公開されたキャラクターポスターは、個性と実力を兼ね備えた俳優陣が演じるユニークなキャラクターたち、一人ひとりに焦点をあてた。池松が扮するジャズピアニストの南と博。そして、博の大学時代の先輩で、クラブでは南のバンド仲間でもあるピアニストの千香子(仲里依紗)、南と博を翻弄する刑務所からシャバに出てきたばかりの謎の男“あいつ”(森田剛)、お調子者のギャンブル狂だが音楽への想いは失っていないバンドマスター・三木(高橋和也)、さらに、高いプライドと実力を持つアメリカ人のジャズ・シンガー、リサ(クリスタル・ケイ)、銀座を牛耳るヤクザの会長・熊野(松尾貴史)、博とお互いの才能を認め合うサックス奏者・K助(松丸契)らのビジュアルだ。
白と黒がベースカラーとなる南(黒)と博(白)の2人とは対照的に、千香子(オレンジ)、“あいつ”(赤)、三木(黄緑)、リサ(ピンク)、熊野(紫)、K助(黄色)には鮮やかなカラーがバックに用いられている。さらに、各ビジュアルには、本編で語られる印象的なセリフがコピーとして刻まれており、“一夜”に集うクセ者たちの魅惑的な“人生”が垣間見えるようなデザインとなっている。
特報映像は、「先生、映画音楽は弾けんだろ?」と、池松が扮するピアニストのひとり「博」に、森田が扮する謎の男“あいつ”が語りかける。銀座の夜の【暗黙の掟】と知らずにリクエストしたのは、決して弾いてはいけない“あの曲”だった。場末のキャバレーで“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」が鳴らされてしまったという噂は、一瞬にして銀座の夜を駆け巡り、大騒ぎとなる様が切り取られている。10月6日テアトル新宿ほか全国公開。