環境に悪いファッション業界を変革! 異端のデザイナーが、サステナブルコレクションを立ち上げる注目作、9月22日公開
2023年6月23日 12:00

ファッション業界を変える革新的なサステナブルコレクションを立ち上げた、イギリスの異端のデザイナーに迫る「FASHION REIMAGINED(原題)」が、「ファッション・リイマジン」の邦題で、9月22日に公開されることが決定。あわせて、予告編、日本版ポスタービジュアル、場面写真がお披露目された。
本作は、デザイナーのエイミー・パウニーが世界を変えるまでの情熱に満ちた、等身大の“ドリームストーリー”。パウニーは、現代アーティストのダミアン・ハーストの妻マイアが 2002年に設立し、現代アーティストとのコラボレーションなどで注目された女性ファッションブランド「Mother of Pearl」のクリエイティブディレクターだ。17年4月、英国ファッション協議会とVOGUEから、その年の英国最優秀新人デザイナーに選ばれた。
当時のファッション業界は、大量消費の真っ只中。農場での児童労働や、環境を汚染する化学肥料を使う製造工程は当たり前だった。環境活動家の両親を持つパウニーは、その状況に危機感を覚える。彼女は新人賞の賞金10万ポンドをもとに、「Mother of Pearl」を、原材料から製造過程に至る全てにおいて、自身の生き方のルーツにもつながるサステナブルなブランドに変革することを決意。新たなラインを「No Frills」(飾りは要らない)と名付ける。その後、彼女のサステナブルなコレクションは注目を浴び、BBC Earthやチャールズ皇太子(当時)とサステナビリティ・プロジェクトでコラボするなど、躍進を遂げた。
本作では、新コレクションのデビューまで18カ月というタイムリミットのなか、彼女とチームがさまざまな困難に遭遇しながらも、「地球を壊さず、常識を壊す」信念を貫くために、地球の裏側まで足を運び、課題に立ち向かう姿を追う。

予告編では、パウニーが賞金を手に、「No Frills」を立ち上げるために奮闘するさまを活写。「毎年、兆単位の服が作られ、その5分の3が購入した年に捨てられる」「ファッション産業が“1つの国”だとすると、ニ酸化炭素排出量は中国・アメリカについで世界で3番目に多い」など、驚愕のデータが並ぶ。そんな現実に直面したパウニーは、理想の素材を求めて、仲間とともにウルグアイ、ペルー、オーストラリアなど、地球の裏側まで出かけていく。彼女の情熱と信念に溢れた旅路が、エネルギッシュに切り取られている。
ポスターは、「No Frills」の象徴でもある、パールの装飾が特徴的なデザインに切り取られたシルエットのなかで、広大な自然と一体化するようなパウニーをとらえたもの。場面写真では、アトリエで自身のブランドのデザインチェックをする、彼女の真剣な眼差しが写し出されている。
監督は、本作で長編映画デビューを果たすベッキー・ハトナー。1年半以上もの間、さまざまな国に同行しながらパウニーに密着し、コレクション完成までの道のりをとらえ、ロードムービーとして完成させた。
「ファッション・リイマジン」は、9月22日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
(C)2022 Fashion Reimagined Ltd
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