「マイ・エレメント」USプレミア開催 「モンスターズ・インク」監督が絶賛「これこそがピクサー作品」
2023年6月10日 07:00
本作の舞台は、4つのエレメントたちが暮らす街エレメント・シティ。カラフルで楽し気なエレメントたちが暮らす街だが、この街にはたったひとつ、“他のエレメントとは関わらない”というルールがあった。
そんなエレメント・シティで、火の街から出ることなく父の店を継ぐために頑張っていた火の女の子エンバーが、ある日偶然自分とは正反対で自由な心をもつ水の青年ウェイドと出会い、初めて世界の広さに触れることで、次第に火の街の外へひそかな憧れを抱くようになっていく姿が描かれる。
ピクサーから誕生する新たな“もしもの世界”について、「モンスターズ・インク」や「カールじいさんの空飛ぶ家」など、多くの名作を世に生み出してきたピート・ドクターは、「本当に素晴らしい。これこそがピクサー作品です!」と絶賛。「誰もが楽しめる内容になっていると思います。私たちはいつも、子どもから年配の方、すべての人に向けて、ユーモアのあるもの、大人向けの洗練されたものなどみんなが楽しめる要素を作品に入れるよう取り組んでいますが、本作はどんな世代の人でも一緒に観に行けて楽しめる数少ない映画になっています」と語り、チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして本作への大きな自信を覗かせた。
ソーン監督は、エレメント・シティについて「“火”や“水”はもちろん、“土”と感じられる建物や“風”と感じられる建物をどうデザインしていくのかなど、エレメント・シティの中でそれぞれの特性をどう表現するかを考えるために、映画だけではなく、イラストもたくさん見ましたし、リサーチもしました」と、本作の世界観を描くまでの過程を告白。さらに「このエレメント・シティの中に出てくる“火”や“水”のエレメントが、全然違っているけれども一緒に協力していく、違うからこそお互いの新しい一面を知っていく、というところに私はものすごく共感しました」と語った。
そして最後に、ソーン監督は「本当にたくさんの方に観ていただけたらすごく嬉しいです。この夏、ビッグスクリーンで皆さんに見ていただくのが待ちきれません!」とメッセージを送っていた。会場には、エンバー役のリア・ルイス、ウェイド役のママドゥ・アティエ、プロデューサーを務めるデニス・リームらも登壇した。
「マイ・エレメント」は8月4日から全国公開。
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