「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」“この世で最も黒く、邪悪な絵”が巻き起こす事件を予感させる衝撃場面写真
2023年5月29日 10:00

高橋一生が主演したドラマ「岸辺露伴は動かない」の制作チームが劇場長編映画に挑んだ「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(公開中)。このほど、ルーヴルの暗部に隠された衝撃の秘密を予感させる新たな場面写真5点が公開された。
荒木飛呂彦氏による原作漫画「岸辺露伴は動かない」は、シリーズ累計発行部数1億2000万部を超える「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ。映画版の原作は、2009年に荒木氏が日本人漫画家として初めて、ルーヴル美術館共同企画作品として描き下ろした初のフルカラー読切作品。「この世で最も黒く、邪悪な絵」をめぐる、“岸辺露伴最大の事件”が描かれる。ドラマ版の製作チームが再集結し、露伴役の高橋、露伴の担当編集・泉京香役の飯豊まりえが続投している。
特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。

美術館職員のエマ・野口(美波)の案内のもと、東洋美術の専門家・辰巳隆之介(安藤政信)も合流し、「黒い絵」の保管場所が「Z-13倉庫」と呼ばれる地下倉庫だったことがわかった露伴たち。予期せぬ事態、不吉な予感漂うなかで、至極の美の空間を引き裂くような不可解な事件が次々と発生する。
このほど公開された場面写真は、「人間の手に負える美術館じゃあない」というセリフを象徴するかのように影を落とすルーヴル美術館の前でいつになく神妙な面持ちで佇む露伴や、暗く不穏な「Z-13倉庫」の中を懐中電灯の明かりを頼りに奥へと進む露伴と京香の姿が切り取られ、その先に待ち受ける恐ろしい事態の予感を物語る。さらに、サモトラケのニケ像の前の大階段で男が倒れ一同に衝撃が走る場面、顔や衣服に漆黒の染料を浴び驚愕の表情を浮かべる露伴の姿を捉えたカットなど、真相に迫るほどに、身震いするような奇怪な事件へと導かれていく露伴一行の姿を確認できる。
美の殿堂に隠された暗部、この世で「最も黒い絵」の謎、そして絶対的な黒が映すものとはいったい何なのか? 露伴たちを待ち受ける事件の全貌を是非劇場で確かめてほしい。
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