中村倫也がミステリー作家を演じる「ハヤブサ消防団」クランクイン! 田舎暮らしへの憧れ語る
2023年5月23日 06:00
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中村倫也主演で、池井戸潤氏のホラーミステリー小説をドラマ化する、テレビ朝日系の7月期の木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」がクランクインを迎えた。山間の小さな集落を舞台に、中村は池井戸氏が自身を投影したミステリー作家・三馬太郎を演じる。
物語は、スランプ気味の太郎が亡き父の故郷・ハヤブサ地区に移住するところから始まる。都会のストレスから解放され、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずが、地元の消防団に加入したことを機に、連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々と遭遇。真相を追うなかで、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に巻き込まれていく。田舎町という“小さな異世界”で、ホラーテイスト漂う予測不能なストーリーが展開する。
中村は、2021年に発表した初エッセイ集「THEやんごとなき雑談」のなかで、「田園風景が好きだ」「いつか、何年後かはわからないが、都会を離れ自然の多い土地に住んでみたい。日本家屋の庭付きの一軒家で(中略)靴についた泥を落とす暮らしがいい」と、田舎暮らしへの憧れを綴っていた。そんな願いを叶えたともいえる本作のロケを振り返り、「今回は驚くほど“クランクイン感”がなく、最初からリラックスして撮影に入ることができました」と語った。
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記念すべきファーストカットは、ハヤブサ地区を訪れた太郎が、亡き父の遺した自宅に初めて足を踏み入れるシーン。太郎が移住を決意するきっかけにつながる、重要な場面だ。クランクイン当日はどこまでも青空が広がる晴天で、崖っぷち作家・太郎がハヤブサの美しい景色に心奪われるシーンにぴったりのロケーションが実現した。ホトトギスのさえずりがのどかに響くなか、撮影は快調に進行した。新緑をバックに佇む中村のクランクインショットは爽やかだが、演じる太郎は移住後、不気味な事件に次々と絡めとられていく。
「ハヤブサ消防団」はテレビ朝日系で7月から、毎週木曜午後9時に放送される。第1話のあらすじ、中村のコメント(全文)は、以下の通り。
崖っぷちのミステリー作家・太郎は、5年前に明智小五郎賞を受賞し、会社を辞めて作家業に専念していた。しかし、その後は新作を出すたびに初版の部数を削られ、ネットの評価も散々。自信を失い、筆の進まない日々が続いていた。
そんなある日、太郎は山間の集落・ハヤブサ地区を訪れる。目的は、亡き父から相続し、放置していた一軒家の様子を確認することだったが、ハヤブサの豊かな自然に心をつかまれ、この地に移住することを決意する。新生活を初めて間もなく、太郎は地域の飲み会に参加し、そこで知り合った男たちに消防団への入団を勧められる。運動部に入ったこともなく非力な太郎は、自分には全く似合わないからと、一旦は入団を断る。
ところがその直後、ハヤブサ地区の一軒で火災が発生。消防団の必死の鎮火活動を目の当たりにした太郎は、自分も新たな居場所であるハヤブサを守りたいという思いに駆られ、消防団への参加を決意する。団員たちによると、ハヤブサ地区では今年に入って不審火が続いており、今回の火災で3件目。メンバーは、連続放火事件を疑っているという。さらに、住民のひとりが行方不明になるという事件も発生する。
東京生まれ、東京育ちの僕にとって“ないものねだり”なのかもしれませんが、自然広がる田舎町は憧れの要素がたくさん詰まった場所です。もちろん田舎には田舎ならではの大変なことがあるのもわかってはいるのですが、緑がいっぱいで“のほほん”とした空気が漂う光景はたまらなく好きですね。
クランクイン後、早めにキャラクターや撮影リズム、共演者との波長をつかむことができると気が楽になるものですが、今回は驚くほど“クランクイン感”がなく、最初からリラックスして撮影に入ることができました。
この「ハヤブサ消防団」は、“夏ドラマ”らしい作品。日本の原風景ともいうべき、夏の山里の映像には懐かしさを感じてもらえると思いますし、そこに不穏なミステリーが絡んでいくので、必ずやみなさんに楽しんでいただけるものになると確信しています。暑い中での撮影になりますが、頑張ります!
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