よしながふみ原作を初アニメ化「大奥」6月29日配信　宮野真守、松井恵理子らの美声が響き渡る予告公開

2023年5月23日 12:00

よしながふみ氏の人気漫画を初アニメ化するNetflixシリーズ「大奥」が、6月29日から世界独占配信されることが決定した。あわせて、宮野真守や松井恵理子らの美声が響き渡る予告編（https://youtu.be/vAybfUg6vUc）、華麗なキービジュアルと新たな場面写真が一挙に解禁された。

「大奥」は、幾度も実写化されてきた国民的作品。本シリーズは、原作漫画に深いリスペクトが込められて忠実に作られている。「幽☆遊☆白書」「BLEACH」「アルスラーン戦記」「黒執事 Book of Circus」「七つの大罪怨嗟のエジンバラ」など、人気アニメを手がけてきた阿部記之が監督を務め、宮野と松井のほか、梶裕貴、関智一、井上喜久子、福山潤、小林沙苗ら豪華声優陣が参加している。

物語の舞台は、赤面疱瘡という疫病の流行で、男子の人口が女子の約1/4にまで急速に減少した結果、社会運営の根幹や権力が女性に完全に移った江戸。その始まりは徳川三代将軍・家光（CV：松井）の時代へ遡る。江戸城は三代家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、俗に“美男三千人”と称される男女逆転の“大奥”の世界が築かれていた。京から江戸城を訪れた公家出身の美貌の僧・万里小路有功（CV：宮野）は、春日局（CV：井上）の恐ろしい脅迫により、小僧の玉栄（CV：梶）とともに、無理やり俗人へ戻され“大奥”に入れられることになった。

映像では、色とりどりで華麗な“大奥”の世界が映される一方、“男女逆転”の世に渦巻く様々な感情がこだまし、波乱の展開を予感させている。家光に仕え、後継ぎを宿すための一候補として“大奥”へ入れられた有功だったが、家光は彼に「わしはしょせん、徳川の血を繋ぐための借腹よ」と、悲しき胸の内を漏らす。そんな家光に「この方はきっと、今まで幾度も幾度も打ちのめされてきたのや…」と寄り添う有功も、課せられた役目以上の“特別”な想いを抱いていくことになる。しかし、映像でも悲哀のこもる表情が映し出されるように、有功と家光のゆく先には、驚くべき困難が待ち受けていた。

Netflixシリーズ「大奥」は、6月29日から世界独占配信。