レスリー・チャンの美しい横顔 「さらば、わが愛 覇王別姫」4K版、予告&ポスター公開
2023年5月19日 10:00
チェン・カイコー監督の傑作「さらば、わが愛 覇王別姫」4K版の予告編とポスタービジュアルが、このほど公開された。
京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇俳優の愛憎を、1925年から文化大革命時代を経て、50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、圧倒的なスケールと映像美で描く一大叙事詩。1993年のカンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドール受賞をはじめ、同年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、NY批評家協会賞外国映画賞・助演女優賞(コン・リー)受賞、LA批評家協会賞外国映画賞受賞、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画祭で高く評価され、日本でも大きな話題に。特に女形の程蝶衣役を狂おしいほどの妖艶さで演じたレスリー・チャンに魅了される観客が続出し、当時大ヒットを記録した。
京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)として京劇の古典「覇王別姫」を演じるなど一躍スターに。女形の程蝶衣は覇王を演じる段小樓を秘かに愛していたが、娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚してしまう。
予告編は、京劇の俳優養成所で出会った2人の少年が支え合いながら成長し、大スターとなった程蝶衣と段小樓の姿、そして段小樓の結婚相手として現れた娼婦の菊仙の存在に「一生僕のそばにいて」と懇願する程蝶衣などを活写。激動の時代、運命に翻ろうされながらも愛と京劇に生きた程蝶衣を演じるレスリー・チャンのあまりに美しい愛の物語が映し出される。
ポスタービジュアルは、京劇「覇王別姫」を演じるレスリー・チャンの美しい横顔とともに「夢のような永遠の一瞬をあなたと歩んだ―」というコピーを配している。なお、チラシは両A面仕様。涙を流すレスリー・チャンの表情が過酷な運命を予感させ、胸に迫る仕上がりだ。
「さらば、わが愛 覇王別姫」4K版は、7月28日から角川シネマ有楽町、109シネマズプレミアム新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国順次上映。