森七菜、撮影地だった石川県に「少しでも元気が届けば」 奥平大兼との主演作「君は放課後インソムニア」が完成
2023年5月17日 21:10

森七菜と奥平大兼が主演を務めた映画「君は放課後インソムニア」の完成披露上映会が5月17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、森と奥平をはじめ、上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川崎帆々花(※崎=たつさき)、池田千尋監督が登壇した。

オジロマコトの人気コミックを実写映画化した本作。不眠症という共通の悩みを持つ高校生の曲伊咲(森)と中見丸太(奥平)が、休部中の天文部を復活させるために、周囲の温かいサポートを受けながら一歩ずつ歩みを進め、次第に絆を強めていく姿を描く。映画の内容にちなみ、この日は観客がサイリウムを光らせ、キャスト陣は満天の星空をイメージした客席を通って登場。会場を見渡した森は「キラキラしてもらって本当に嬉しいです。これから楽しんでもらえたらいいなと、さらに思いました。きれいです!ありがとうございます」と目を輝かせた。
撮影は2022年の7月から8月にかけて、原作の舞台でもある石川県七尾市を中心に行われた。お披露目の日を迎え、「ニュースなどで、能登の方が大変だとお聞きしています」と、今月5日に石川県能登地方で発生した地震について触れた森は「石川の皆様にお見舞い申し上げます。少しでも元気が届けばいいなと思っています」と心を込める。

奥平は「やっと観ていただけることが嬉しいです。今、アニメも放送されていて、漫画も12巻が出た。最近、生活の周りに“君ソム”が近い日々が続いている」と語りつつ、「それだけ皆さんにとって“君ソム”に触れていただける時間が増えているのかなと思うと、すごくいいなと思います」としみじみ。「石川県で本当に温かく迎え入れていただいた」と感謝した池田監督は、「苦労も全部含めて磨かれて、いろいろな人の力で大きくなった作品」だと話していた。

ステージでは、それぞれが「今、ハマっている」ことを告白する一幕も。上村は「刺繍」、安斉は「デニム」、永瀬は「ミニバッグ」、川崎は「ギター」、池田監督は「温泉、サウナ」とフリップを掲げる中、奥平は「鯨の鳴き声」と回答。「水族館の動画を見ていて、そんな中で鯨の鳴き声がめっちゃ落ち着く。海に沈んでいる感覚になれて、寝られないときとかにこれを聞いています。オススメです。聞いてみてください」と不眠対策を提案。森が「カメラ。撮影のときにもハマっていた」と答えると、池田監督は「七菜ちゃんが撮った写真をもとにして、“君ソム”Tシャツを作ってくれた。スタッフ、キャストみんなに配ってくれた。すごくおしゃれで、私は日常生活でも着ている」と裏話を披露した。
永瀬によると「放課後みたいだった」ととても仲の良い撮影現場だったそうで、ステージでもにぎやかにトークを繰り広げたキャストたち。奥平は「みんなが本当に石川県七尾市で生きていたかのように感じる場面がたくさんある」、森も「みんなで過ごした日々が本当だったような気がする。それが丸ごとカメラに収まっている」と共演者と育んだ絆が、映画に反映されていると語っていた。
「君は放課後インソムニア」は6月23日より全国公開。
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