ルーヴルやパリ市街地を往く高橋一生&飯豊まりえ、優美に佇む木村文乃&長尾謙杜 映画「岸辺露伴」貴重なメイキング&オフショット
2023年5月8日 18:00

高橋一生が主演したドラマ「岸辺露伴は動かない」の制作チームが劇場長編映画に挑んだ「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の貴重なメイキング&オフショットが、このほど公開された。ルーヴル美術館の内部をはじめ、美しいパリの市街地を颯爽と歩く高橋と飯豊まりえ、登録有形文化財の老舗旅館で風情をまとった佇まいが麗しい木村文乃、長尾謙杜など、日本とフランスを股にかけた撮影の裏側をとらえている。
原作「岸辺露伴は動かない」は、シリーズ累計発行部数1億2000万部超を誇る荒木飛呂彦氏の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が、奇怪な事件に立ち向かう姿を描いている。映画版の原作は、2009年に荒木氏が仏ルーヴル美術館の特別展のために描き下ろした初のフルカラー読切作品。露伴が「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う。

本作で描かれる“岸辺露伴最大の事件”の舞台となるのは、先史時代から19世紀までのさまざまな美術品3万5000点近くが展示されている世界最大級の美術館パリ・ルーヴル美術館。日本映画で撮影許可が下りるのは2作目という異例のケースで、現地フランスのスタッフ&キャストチームと日本チームが協力しながら大規模撮影を敢行した。

“美の殿堂”ルーヴルの圧倒的なスケールとムードが充満するなかで、岸辺露伴役の高橋、泉京香役の飯豊は感慨深げな表情も見せながら着実に撮影を進めていた。パリの市街地でも、セーヌ川に架かる“パリで最も美しい鉄橋”との呼び声も高いアレクサンドル3世橋を颯爽と歩く姿、オープントップのバスで快晴のシャンゼリゼ通りを進むショットも印象的だ。

日本でも“岸辺露伴の世界”を生み出す撮影セットや趣深いロケーションが満載。この世で「最も黒い絵」を追ってたどり着く、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」は、宇都宮・大谷石採石場跡に出現。高橋、飯豊、安藤政信(東洋美術の専門家・辰巳隆之介役)、美波(ルーヴル美術館の職員であるエマ・野口役)、フランス人キャスト陣も集結。劇中で恐ろしい事件と対峙していくシリアスな雰囲気とは打って変わって肩を寄せ合い、それぞれが満面の笑顔を見せる集合ショットは、重苦しさも募るシーンの撮影を共に乗り越えた絆が浮かぶようだ。

またドラマでもお馴染みの露伴邸、絵のオークション会場として採用された横浜市認定歴史的建造物にも選ばれている横浜・ホテルニューグランド、青年期の露伴が漫画執筆のため滞在する祖母の屋敷として撮影が行われた、国の登録文化財制度「第一号」として登録された由緒ある会津若松の旅館・向瀧のメイキングカットも。

日本の伝統が息づく絶好のロケーションに、本編で魅せる妖艶でミステリアスな雰囲気とはまた違い、可憐すぎる浴衣姿で明るい笑顔を浮かべる木村(奈々瀬役)、奇しくも同じ階段で凛々しく決めたり儚げな表情で欄干に手をかけ真っすぐにカメラを見つめる長尾(若き日の露伴役)の姿が写し出されている。


「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、5月26日に全国公開。
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