米脚本家組合、ストライキ突入
2023年5月4日 21:00

米脚本家組合(WGA)が5月2日(現地時間)、15年ぶりにストライキに突入した。前回は100日間にも及び、業界に多大な打撃を与えたことで知られている。
WGAは、映画会社、テレビ局、配信業社など350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との契約更改交渉を行っていたものの、双方の要求の隔たりは大きく期限までにまとまらなかった。日付が2日になるとともに脚本家たちがストに突入したため、構成作家を必要とする生放送の番組は急遽放送中止になった。複数の脚本家たちが集ってドラマを執筆する「ライターズルーム」も直ちに閉鎖されている。今後ストが長引けば、ドラマや映画の製作にも支障が出てくることになる。
WGAは声明において、「職業としての脚本家の存続がかかっている」と危機感を募らせている。「ストリーミング配信への移行が大きな要因となり、脚本家はビジネスのあらゆる部分で自分たちの仕事が軽んじられていることを実感しています。企業の利益が高止まりし、コンテンツへの支出が増える一方で、作家は遅れをとっています。各社はストリーミングへの移行を機に、作家の給与を削減し、作家活動を制作から切り離し、あらゆるレベルのシリーズ作家の労働条件を悪化させているのです」
WGAが報酬やロイヤルティ率のアップを求める一方、AMPTPは強硬姿勢を貫いている。なお、米俳優組合(SAG)や米監督協会(DGA)といった他の労働組合はWGA支持を表明している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【うおお…むちゃくちゃ面白そう!!】ストーリーがエグい…!私が次に観る映画は絶対にコレ――!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート