鈴芽の旅を体験できる「すずめの戸締まり」展レポート 原菜乃華がいま、旅したいのは九州
2023年5月3日 15:00

「新海誠監督作品『すずめの戸締まり』展」が、4月19日から松屋銀座8階イベントスクエアで開催中だ。
本展覧会では絵コンテ、原画やレイアウト、美術背景など制作資料のほか映像の作り方がわかるメイキング映像、椅子になった草太のフォトスポットなどが展示される。会場ではダイジン(猫)のシルエットや旅をした土地のモチーフ、セリフが壁面にデザインされ、本編映像が流れることで「すずめの戸締まり」の旅を追体験することができるようになっている。各シーンのためのキャラクター・小物設定(千果から借りた服、ルミからもらった帽子、草太から借りた靴など)、美術設定(都市遠景など)、CG、2D素材があわせて展示されていることで、作品の要素を重層的に楽しむことができる。
オープニングイベントでは岩戸鈴芽役の原菜乃華が登壇し、「自分も見たことがない資料がたくさんあり、細かいところまで作り込んであるのが伝わって楽しかったです。(椅子の姿の)草太さんが刺さっている黒い丘のフォトスポットは映画でも感動的なシーンで、皆さんに写真を撮ってもらいたい」と展示を紹介。いま旅をしてみたい場所を聞かれると「九州に行きたいですね。温泉を楽しんで、鈴芽の旅のスタート地点でもあるので聖地巡礼もできたらいいな」と答えた。東京会場は5月8日まで開催され、北海道・札幌、大阪、石川・金沢、福岡など全国へ巡回予定だ。

展示の入り口は「扉」のイメージで、入ってすぐには「要石」となったダイジンが置かれている。各シーンを設定、コンテ、原画や印象的なセリフがあり、映画を思い出しながら見ることができる。足元のキャラクターたちとともに展示を進んでいく。それぞれの「後ろ戸」の鍵穴は場所によって形が異なり、そのデザインも展示されている。(写真は内覧会時のもので、通常はフォトスポット以外の撮影は禁止)





神戸のシーン。お世話になったスナックの看板の奥にはジェットコースター跡を走るシルエットが見える。街の遠景や遊園地の全体像の設定も展示されている。

東京・草太のアパート。展示ケースの中には古文書の2D素材が置かれている。

東京で巨大な「ミミズ」が現れ、それを鎮めるため「常世」に残った草太(椅子の姿)の造形物はフォトスポットになっている。壁面セリフの「うちの子になる」というフレーズはダイジンと鈴芽の両方にかかっていることがわかるだろう。展示として展開されることで、画面の色調が変化していくことも見て取れる。



旅の終わりに向けての展示はぜひ会場で楽しんでほしい。物販コーナーでは原も「(ファンの)『需要』をわかってる!」と絶賛した「芹沢シャツ」も販売中だ。

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