ジョニー・デップVSアンバー・ハードの泥沼法廷バトルがドキュメンタリー番組に

Photo by Todd Williamson/Getty Images

泥沼化したジョニー・デップとアンバー・ハードの離婚裁判を題材にしたドキュメンタリー番組「デップVSハード（原題）」が米チャンネル4で放送されることがわかった。米バラエティが報じた。

昨年3カ月にわたり行われ、世界中の注目を集めた裁判を、英国アカデミー賞にノミネートされたシリーズディレクターのエマ・クーパーが3部作として編集。番組では、世界初の「Tik Tok裁判」と呼ばれ、暴力、ジェンダー、「ポスト真実」の時代における司法のあり方に関する重要な問題を提起した裁判を掘り下げる。

デップとハードは2015年2月に結婚し、翌16年5月に離婚。18年にハードが「ワシントン・ポスト」紙に寄せた意見記事で家庭内暴力の被害を公表したことで、デップが名誉棄損で訴えを起こし、それに対してハードも逆提訴。お互いがDVを受けたと法廷で主張し合った。

裁判の結果、ハードが主張する性的暴力と家庭内虐待は虚偽と判断され、デップ側の主張がおおむね認められ、ハードに損害賠償1500万ドル（バージニア州法の規定により1035万ドルに減額）の支払いが命じられた。一方、ハード側が申し立てていた3件の訴えのうち1件が認められ、デップは200万ドルの支払いが命じられた。

両者は評決を不服とし、双方が控訴、再審要求を行っていたが、12月に入って和解に至り、デップの弁護士はデップがハードから和解金100万ドルを受け取り、和解金は複数の団体に寄付すると公表した。