藤竜也、CGなしのゲートボール挑戦に悪戦苦闘「なめていました。まあ、大変だった」
2023年4月18日 20:30

俳優の藤竜也が主演する映画「それいけ!ゲートボールさくら組」の完成披露上映会が4月18日、東京・新宿ピカデリーで行われた。
高校時代にラグビー部だった織田桃次郎(藤)が、元ラグビー部の仲間たち(石倉三郎、森次晃嗣、大門正明、小倉一郎)とゲートボールチームを結成し、マネジャーだったサクラ(山口果林)が経営するケアハウスを立て直すために奮闘する物語。藤は、「撮影はコロナ真っ盛りの頃でしたが、それを吹き飛ばすくらいのテンションで全員が演技しております」と声を弾ませた。
撮影前には全員でゲートボールの練習に臨んだが、「なめていました。公園で同年代の人たちがやっているからたいしたことないだろうと思っていたら、まあ、大変だった」と苦笑。「第1ゲートに球を通さないと、ゲームが始まらない。僕は滅多にNGを出す俳優ではないのに、随分出した。監督からはCGで球がどこにでも行くようにしますからと言われていたのに…」と、野田孝則監督への恨み節だ。

石倉も同様の愚痴をこぼしたが、野田監督は「皆さん、都合のいいように解釈している。最悪の場合は、と言ったことを忘れているんです。でも、本編では全てガチ。CGは一切使っていません」と強調した。
森次には老眼鏡をかけるシーンがあるが、フレームは赤。これも野田監督が「モロボシ・ダンが今も地球にいたらこういうかけ方をする」と入れたサービスで、森次も「コメディだから、これくらいなら面白く想像してくれるかなという感じ。どういう受け方をするか楽しい」と含みをもたせた。
ヒロインの山口は、認知症の症状が出始めている設定の難役。それでも「このようなぼけ方だったら、認知症も悪くない、年を重ねる不安が和らいだ」と前向きに話した。

そして、野田監督が「テーマはゲートボールだが、人生に遅すぎることなんて一つもないということも掲げている。これは高齢者だけではなく、全世代に通じるメッセージ。それを少しでも感じていただけたら」と期待。藤も「大いに笑っていだだき、元気をもらえる映画になっています」と自信のほどをアピールした。
「それいけ!ゲートボール」は、5月12日から全国で公開される。
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