スシ屋の出前でオペラ座にやってきたラップ好きの青年、歌ってみたら人生が一変! 「テノール! 人生はハーモニー」6月9日公開
2023年4月17日 09:00

「エミリー、パリへ行く」「マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー」の製作者による、一流オペラ教師とアルバイト生活のラッパーの快進撃を描いた感動ヒューマンドラマ「TENOR」(原題)が、「テノール! 人生はハーモニー」の邦題で6月9日公開される。
舞台はパリ、オペラ座・ガルニエ宮。スシの出前でやってきたラップ好きのフリーターの青年アントワーヌが披露したオペラの歌真似がまさかの超美声。アントワーヌに才能を見出した一流オペラ教師マリーは彼を猛スカウト。次第にオペラに興味を持ちはじめ “オペラ座とは住む世界が違う”と思いながらも、内緒でマリーとふたりのオペラ猛レッスンを始める。
主人公である青年アントワーヌを演じるのは、今月、日本版の地上波放送も始まった大人気オーディション番組「THE VOICE」でそのカリスマ性を爆発させて準優勝した、ビートボクサーMB14。劇中すべてのオペラ歌唱にも挑戦し、アントワーヌさながらに「蝶々夫人」「椿姫」「トゥーランドット」などオペラの名曲を歌い上げ、天才的な歌の才能を惜しみなく披露する。オペラ教師マリーを演じるのは「100歳の少年と12通の手紙」などのミシェル・ラロック。また、世界的なテノール歌手のロベルト・アラーニャも本人役で出演する。監督は、本作が単独初監督となるクロード・ジディ・ジュニア。
パリ・オペラ座が舞台の本作は、数年がかりの説得のうえ、多くのシーンが実際にオペラ座内部で撮影された。絢爛豪華な吹き抜けの間や、ベルサイユ宮殿の鏡の間を思わせるグラン・ホワイエ(大広間)、有名なシャガールの天井画も必見だ。
6月9日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
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