リーアム・ニーソン出演100本記念作「探偵マーロウ」日本版予告編が公開 ダンディなリーアム版マーロウがついにお披露目!
2023年4月6日 11:00
ニーソンが演じるのは、レイモンド・チャンドラーが1930年代に生み出した“私立探偵フィリップ・マーロウ”。これまでハンフリー・ボガート、ロバート・ミッチャムといった名立たる俳優たちが同役を演じ、タフで孤独なジェントルマン、女性にモテるが友情を重んじ、どんな時も権力に媚びないその生きざまが世界中のファンを魅了してきた。ニーソンは「フィリップ・マーロウは、かつて監督や脚本家たちの頭の中にあった”私立探偵像”を永遠に変えてしまった。そんなキャラクターをずっと演じてみたいと思っていた」と語っており、記念すべき100本目の出演作で、念願のマーロウ役に挑む。
原作となるのは、ブッカー賞受賞作家ジョン・バンビルが、ミステリー小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した「黒い瞳のブロンド」(小鷹信光 訳/早川書房刊)。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として、本家の公認を受けている作品だ。ニーソンと4度目のタッグとなるニール・ジョーダン監督がメガホンをとり、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラングら実力派女優が顔を揃える。
舞台は1939年、ロサンゼルス。探偵フィリップ・マーロウ(ニーソン)の事務所を訪ねてきたのは、見るからに裕福そうなブロンドの美女クレア(クルーガー)。「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」という依頼を引き受けたマーロウだったが、映画業界で働いていたというその男はひき逃げ事故で殺されていた。マーロウじは捜査を進めるにつれ謎が深まる”ハリウッドの闇”に飲み込まれてしまう。
映像は、スーツに帽子というお馴染みの姿で登場したニーソンが、「私は探偵。名前はフィリップ・マーロウ」と自己紹介する場面でスタート。クレアからかつての愛人探しを依頼されたマーロウは、映画業界で働いていたというその若い男ニコ・ピーターソン(フランソワ・アルノー)がすでに殺されていることを突き止める。しかしクレアは街で彼を見かけたと主張し、娘の依頼を探るクレアの母ドロシー(ジェシカ・ラング)や、ニコを見つければ金を払うともちかける闇稼業のボス(アラン・カミング)も現れ、幾人も彼を追っていることが判明。一体、ニコは何者なのか? リーアム版マーロウの活躍に期待が高まる。
「探偵マーロウ」は、6月16日からTOHO シネマズ シャンテほか全国公開。