【かわいすぎて無理!】世界中で愛される「マンダロリアン」グローグーの魅力と秘密
2023年3月8日 08:30
「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」のその後を描いたドラマシリーズ「マンダロリアン」のシーズン3が、ディズニープラスで配信中。ジョージ・ルーカスが生み出した世界観に最大限のリスペクトを込め製作された本作は、2019年に配信されたシーズン1、翌20年のシーズン2が世界中で旋風を巻き起こし、ファンから「完璧な『スター・ウォーズ』」と絶賛されています。
特にフォースの力を秘めた特別な子ども、グローグーは、謎に包まれた存在として注目を集めるともに、そのかわいらしいビジュアルと行動でファンの心をわしづかみにしています。世界中で愛される“かわいすぎて無理”なグローグーの魅力と秘密をご紹介します。
帝国軍の残党に狙われている、フォースの力を秘めた特別な子ども。年齢は50歳ですが、彼の種族ではまだ子どもで、フォースを制御するのはおろか、言葉も話すことができません。かつてジェダイ聖堂で育ち、訓練を受けていましたが、何者かに連れ去られ、記憶も失った状態。ちなみに“グローグー”という名前が判明するのは、シーズン2の第5話「チャプター13:ジェダイ」でのこと。それまでは“ザ・チャイルド”が通称でした。
当初、賞金稼ぎ・マンドー(マンダロリアン/ディン・ジャリン/演:ペドロ・パスカル)にとって、グローグーは単なる“賞金首”でしたが、出会いをきっかけに不思議な縁を感じ、また戦闘民族「マンダロリアン」の教義に従って、孤児であるグローグーが成人するか、彼を仲間のもとに送り届けるまでは、父親代わりとなることを誓いました。「マンダロリアン」は、マンドーがグローグーを守り抜き、帰るべき故郷へと導く物語でもあるのです。
グローグーは、とっても食欲旺盛。農場で見つけたカエルを丸呑みし、マンドーに「吐き出せ」と怒られても気にせず、食事を続ける姿がたまらなくキュートでした。一方で、別の村でも捕らえたカエルを食べようとしましたが、それを見ていた村の子どもたちが気持ち悪がったため、カエルを吐き出し食事を断念する場面も。九死に一生を得たカエル。食い意地がはっていると思われて、さすがのグローグーも恥ずかしくなった?
また、一緒に旅することになったフロッグ・レディが産んだ大切な卵を“盗み食い”してしまう衝撃のシーンもあり、ファンを驚かせたことも。マンドーの注意もどこ吹く風で、隙あらば卵をパクッと口にしていました。子どもたちが通う学校に一時避難した際には、隣の席の少年が食べていた青色のクッキーが標的に。「あげないよ!」という男の子の言葉に火がついたのか、フォースの力で強引に奪い取り、クッキーをかじるグローグーでした。
基本的にはマイペースなグローグー。危険な冒険をともにするマンドーから、「ここでじっとしていろ」と指示されても、なかなか言うことを聞きません。ただ、そんなマイペースぶりが、マンドーのピンチを救うことも。マンドーが、辺境の星で出会った傭兵のキャラ・デューン(ジーナ・カラーノ)と格闘を繰り広げるシーンでは、グローグーがスープを飲みながらふたりのバトルを“観戦”。その愛くるしい姿に、マンドーもキャラも戦意を喪失してしまうのです。
また、子どもらしく好奇心も旺盛で、マンドーが操縦する宇宙船レイザークレストでは、あちこちボタンやレバーを触って、マンドーを困らせます。特にシフトレバーについた球体の取っ手がお気に入りで、マンドーが操縦に集中している間に奪おうとすることもしばしば。さらに、フォースの力を発揮し、何としてもゲットしようと奮闘する姿も披露。これにはマンドーも根負けし、ついにグローグーにプレゼントするのでした。
マンドーからレイザークレスト船内の配線を頼まれたときには、赤と青のコードに悪戦苦闘! 「両方のコードを触れ合わせるなよ!」と忠告され、ついつい両方のコードを触れ合わせてしまうグローグー。「やるな」と言われたことをやっちゃうお茶目さんなのです。
“特別な子ども”であるグローグーには、さまざまなパワーが秘められています。例えば、フォースの力で離れた場所にある物体を動かしたり、形を変えたりする能力。そのパワーは強力で、マッドホーンという巨大な生物を空中に浮かび上がらせ、動きを封じてしまうほど。先ほど紹介した通り、近くにある球体やクッキーを自分の手元に引き寄せるのは、朝飯前です。
加えて、グローグーは他人の傷を治療できる、文字通りの“癒し”パワーも持っています。賞金稼ぎたちに仕事を斡旋するギルドのリーダーであるグリーフ・カルガ(カール・ウェザース)が翼竜のようなクリーチャーに襲われ、重傷を負った際には、グローグーが彼の命を救ったのです。ただ、まだ子どもだからなのか、パワーを発揮すると疲れ切ってしまい、その後は“スリープモード”に。そのスヤスヤ顔も、とびきりかわいいのです!
銀河のお尋ね者として、危険な冒険と試練に立ち向かうマンドーとグローグー。その絆は、時間を追うごとに深まっていきます。マンドーがグローグーにメロメロなのはもちろん、グローグーもまた、マンドーに対して全幅の信頼と深い愛着を示すようになるのです。
例えば、一緒に食事をするシーンでは、ヘルメットを口元まであげるマンドーを見つめながら、まるで「この人、どんな顔をしているんだろう?」と思いを馳せているような表情を浮かべます(※マンドーはマンダロリアンの教義によって、他人に素顔を見せてはいけない)。また、初めてマンドーに「グローグー」と名前を呼ばれたときの、言葉にできない喜びの笑顔といったら!
シーズン2の最終話「チャプター16:救出」で、ジェダイの修行を受けるために、マンドーと離ればなれになったグローグー。しかし、「ボバ・フェット The Book of Boba Fett」では、ジェダイ・マスターであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)から、ジェダイの道が閉ざされる「マンドーからのプレゼント」か、ジェダイになるための「ルークから贈られたヨーダのライトセーバー」かの二択を迫られ、最終的には前者を選択します。待ちに待った再会を果たした瞬間、うれしさのあまり、フォースで大好きなマンドーに飛びつくのでした。こうして、再び危険な銀河の冒険に歩み出したグローグー。果たしてシーズン3では、どんな“かわいい”が飛び出すでしょうか?
「マンダロリアン」シーズン3は、ディズニープラスで配信中。毎週水曜日、新エピソードが配信される。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。