【貴重】100年以上前のエレベーターの姿 「エッフェル塔 創造者の愛」イラスト資料&メイキング写真公開
2023年2月25日 13:00

フランス、パリのシンボルであるエッフェル塔を作った天才建築家ギュスターヴ・エッフェルの愛と挑戦を描く「エッフェル塔 創造者の愛」から、当時のエレベーターを描いた貴重なイラスト資料が披露された。
(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Films資料は、建設当初にあたる19世紀のエッフェル塔に設置されていたエレベーターの様子が細かく描き込まれている。優雅でボリューミーなドレスやシルクハットを被った男性が座っている様子は、日本で一般的に見られるエレベーターとは異なることがよくわかる。
この資料のエレベーターは、地上から2階にある第1展望台を繋いでいる。一風変わった2つのボックスから成り立っていることが見て取れるが、実はこの形は現在も変わらずに採用されている。急勾配な塔の土台に沿って昇るにはこの形が最も安全で効率的、そして美しい姿を損なわないということが建設当初より計算し尽されていた。さらに、エレベーターが上昇する仕組みとして、電気は使わずに水圧式や油圧式のシステムを使用している点も、当時と変わらず採用されている。100年以上の歴史を持つエッフェル塔が今なお建築界から高い評価を得ていることは、エレベーターひとつとっても納得の事実といえる。

(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Filmsあわせて、ギュスターヴ・エッフェルと娘が建設途中のエッフェル塔の第一展望台で食事をするシーンのメイキングスチールも披露された。本作では徐々に完成していくエッフェル塔を表現するにあたり、建設途中のエッフェル塔を再現した野外の巨大セット上での撮影と「ブレードランナー2049」を手掛けたスタッフによる高度なVFX技術を駆使するためのグリーンバックによる撮影の2通りを実施。マルタン・ブルブロン監督が「目を見張るような映像を届けるために、エッフェル塔をしっかりとスクリーン上に存在させる、という明確なミッションがこの映画には最初からあった」ことに着眼していたからだと言える。
さらに、ブルブロン監督は「完成した形の塔よりも建設途中の映像の方が観客の目を惹きつけるだろうとも感じていた。そのため、特殊効果は背景にとどめ、演者を前面に出す形で映像全体を一体化させたいと考えた。つまり、専門技術をひけらかすことなく、じかに捉えた没入感のあるものを作りたかったんだ」とこだわりを込めたポイントを語っている。
「エッフェル塔 創造者の愛」は、3月3日から公開。
(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
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