Z世代が向き合う自分自身と恋と性 第95回アカデミー賞のフィンランド代表作「ガール・ピクチャー」予告
2023年2月8日 14:00

第95回アカデミー国際長編映画賞のフィンランド代表に選出され、第38回サンダンス映画祭ワールドシネマドラマ部門の観客賞を受賞した、ジェネレーションZの青春映画「ガール・ピクチャー」の予告編と新場面写真3点がお披露目。子どもと大人の狭間である17歳~18歳の3人が、「自分はみんなと違うのでは?」という思いを抱えながらも、“たった3度の金曜日”で出会う、人生を揺るがすような“運命の恋”と“性の冒険”を描く。
予告編は、最初の金曜日、「好きな男子にもっと近づいてみたい。だからパーティに行こうよ」と、恋愛とセックスに興味津々で、素直でキュートなロンコが、クールでシニカルな親友ミンミをパーティに誘うシーンから始まる。精一杯のおしゃれとメイクで、パーティへと繰り出すふたり。ロンコが宣言通り、理想の相手を求めて、男子に果敢にアタックしていくなか、パーティの喧騒から離れた付き添いのミンミは、フィギュアスケーターのエマと運命の出会いを果たす。
「跳べなくなったの」と呟き、大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなエマ。「男の人といても何も感じないの」「私は普通じゃないのよ」と悩み続けるロンコ。「いつも壊しちゃうの」と、自身の気持ちをうまく扱えないミンミ。ありのままの自分、そして恋と向き合う覚悟を持ったティーンエイジャーたちは、互いを思いやり、時には衝突しながらも、進んでいく。放課後、ミンミとロンコがアルバイトするパステルカラーのスムージーショップ、スパンコールが華やかなパーティでのドレス、打って変わって通学時の少女らしいデニムスタイルなど、レトロキュートなアイテムやファッションにも注目だ。

物語の中心となる3人は、自身のセクシュアリティや恋愛指向にあえて名前を与えてはいないが、劇中ではヘテロセクシュアル(異性愛者)やシスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と性自認が一致している人)を前提とせず、それぞれ異なる恋愛指向が描かれる。同性同士で惹かれ合うミンミとエマも、アセクシュアル(他者に対して性的欲求を抱かないセクシュアリティ)の可能性があることに悩むロンコも、果敢に自分自身を追求し、感情やセクシュアリティについて語ることを恐れない。場面写真には、ミンミ、ロンコ、エマの印象的な表情が切り取られている。

本作には、フレッシュで魅力的なキャスト陣が集結。感情的だが、心優しいミンミを演じるのは、12歳から俳優業をスタートし、「エデン」で初主演を務めた2000年生まれのアーム・ミロノフ。静かなたくましさを持つロンコ役には、俳優、ダンサー、シンガーであり、舞台で活躍し、今作で長編映画デビューを果たすエレオノーラ・カウハネンを配した。フィギュアスケートに青春を注いできたエマを、ドラマや映画で活躍するリネア・レイノが好演した。自分の声を見出していく女性作家を描いた映画「Love and Fury(原題)」でデビューしたアッリ・ハーパサロが監督を務めた。
「ガール・ピクチャー」は、4月7日から東京の新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
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