「鬼滅の刃」冨岡義勇×煉獄杏寿郎×宇髄天元 鬼殺隊最高位“柱”と炭治郎の軌跡を振り返る
2023年1月31日 08:00
大ヒットアニメ「鬼滅の刃」のテレビシリーズ第2期「遊郭編」の第10、11話と、第3期「刀鍛冶の里編」の第1話を組み合わせた「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」が、2月3日から公開を迎える。本記事では、同作の公開にあわせ、主人公・炭治郎と鬼殺隊最高位“柱”の関係を振り返っていく。
炭治郎が初めて出会った鬼殺隊員は、その隊の最高位である実力者、水柱・冨岡義勇だ。家族を殺され、妹である禰豆子が鬼となり、打ちひしがれながらも、妹を殺そうとする冨岡に一矢報いる炭治郎。そして鬼になってもなお炭治郎を庇おうとする禰豆子に可能性を見出した冨岡は、炭治郎を鬼殺隊の道へと導くことになった。
妹を人間に戻すため、鬼殺隊になることを誓った炭治郎は、冨岡の師匠で、元柱である鱗滝左近次のもと、新たな一歩を踏むことに。冨岡との出会いが炭治郎の運命を大きく動かすことになったのだ。
鬼殺隊として、成長を遂げていく炭治郎は、「無限列車編」で初めて“柱”との共同任務にあたることに。そこで出会った“炎柱”煉獄杏寿郎は、決してブレない芯の強さと、まっすぐな正義感・熱い心を持ち主だった。現場で合流した炭治郎に対し、急に「俺の継ぐ子(弟子)になると良い! 面倒を見てやろう!」「俺のところで鍛えてあげよう! もう安心だ!」と告げるなど、煉獄なりの面倒見の良さを見られるシーンも。“柱”としての実力も折り紙付きの煉獄に対して、炭治郎も「煉獄のアニキー!」と慕う場面も確認できる。
下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦いでは、列車全体が鬼になってしまうという状況に、煉獄の指示で役割を分担しながら対応していく。ところが、突如、上弦の参・猗窩座(あかざ)が参戦し、煉獄と目にも止まらないほど速い技の応酬を繰り広げられる。負傷の影響もありついていくことが出来なかった炭治郎は、固唾を呑んで見守ることしかできず、無力感にさいなまれる……。
列車の乗客や炭治郎達を守るため、命を賭して戦い抜いた煉獄。最後の力を振り絞り、炭治郎に語り掛ける。
「己の弱さやふがいなさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ、歯を食いしばって前を向け――」
煉獄の言葉は、炭治郎の支えとなり、糧となっていく。
冨岡が切り開き、煉獄が命を懸けて繋いだ炭治郎の「妹・禰豆子を人間に戻す」という夢への道のりに、さらに強力な鬼が立ちはだかる。夜の街「遊郭」における“音柱”宇髄天元との共同任務は、炭治郎にとって上弦の鬼と初めて直接対決する場となった。上弦の陸・堕姫(だき)&妓夫太郎(ぎゅうたろう)という強力な鬼2体を相手に死闘を繰り広げる。
出会って間もない頃は「俺は神だ! お前らはゴミだ!」と炭治郎たちに吐き捨てるような、強烈なキャラクターだった宇髄。しかし、その男気やカリスマ性を感じさせるほどのリーダーシップは、次第に炭治郎たちを引っ張っていくことになる。
宇髄も炭治郎たちの実力をしっかり認めており、堕姫・妓夫太郎を前に「こいつらは3人とも優秀な俺の継ぐ子だ! 逃げねえ根性がある!」と自らの弟子同然だと告げる。そんな宇髄の姿に、先の戦いで亡くなった煉獄の姿を重ね始める炭治郎。煉獄と猗窩座の戦いでは、その圧倒的な力のぶつかり合いについていくことすらできなかった。その後の修行のすえ、宇髄と共闘し、堕姫&妓夫太郎と戦えるまでに成長。「次は誰も死なせない」。そう強く誓うのだった。
21~22年に放送された「鬼滅の刃 遊郭編」のクライマックスである第10、11話と、4月からスタートする第3期「刀鍛冶の里編」の第1話(1時間スペシャル)で構成。本編映像を全編4Kにアップコンバートし、全編の音楽には劇場環境にあわせて再ミックスが施されている。
2月3日からの日本公開を皮切りに世界80以上の国・地域の映画館で順次上映。日本では2月3日からIMAXで同時公開され、全国418館(通常版377館、IMAX版41館)で上映される。
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