山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音が「BLUE GIANT」主役バンド「JASS」の3人に 予告映像も公開
2022年12月16日 08:00

人気俳優の山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音の3人が、ジャズを題材とした劇場アニメ「BLUE GIANT」のメインキャストとして声優を務めることが決まった。あわせて、予告映像(https://www.youtube.com/watch?v=h1I116oS_Lk)と本ビジュアルも公開されている。

同作は、石塚真一氏によるシリーズ累計900万部を突破する人気漫画(小学館刊)のアニメ化。世界一のジャズプレーヤーを志して、高校卒業を機に仙台から上京してきたサックス奏者の宮本大(ミヤモトダイ)が、同級生のドラマー・玉田俊二(タマダシュンジ)、凄腕ピアニストの沢辺雪祈(サワベユキノリ)とともにバンド「JASS」を結成し、演奏に打ち込む青春を描く。劇場アニメ版の音楽は、世界的ピアニストの上原ひろみが担当する。
大ヒットアニメ「ONEPIECE FILM RED」にも声優として出演した山田が主人公の大を演じ、「東京リベンジャーズ」で山田と共演した間宮が雪祈、「キングダム2 遥かなる大地へ」の岡山が玉田を演じる。

本予告は、大、雪祈、玉田の3人を中心にした内容。仙台から「世界一のジャズプレーヤーになる」という夢を追った大が上京する場面から始まり、凄腕ピアニストの雪祈との出会いや、玉田がドラムへの情熱に目覚める姿、そして3人でステージに挑むシーンなどが、上原らが演奏する音楽に乗せて描かれている。本ビジュアルには「二度とないこの瞬間を全力で鳴らせ」というキャッチコピーとともに、3人が全身全霊で演奏する、鬼気迫る姿が描かれている。

「BLUE GIANT」は、2023年2月17日全国公開。以下にキャスト陣、立川譲監督、石塚氏からのコメントを掲載する。

2018年、SNSでも原作を読んだ感想を書いていました。
「考えてたコトだった」作品の中で自分が考えていたことが出てきて、引き込まれていました。原作でも映画の台本でもアフレコでも涙するわけです。
音のない音楽の漫画
音楽の作品に、自分の音……声を入れるわけです。ものすごいプレッシャーでした。
大はどんな音で喋るのだろう。大はどんなリズムで話すのだろう。
1音、1音、音を考えていました。
でも、考えていてはジャズじゃないと大が教えてくれているような気がして、他のキャストの皆さんともジャズできたような気がするのです。
自然に心が込もっていった。聴きにきてください、劇場に。
画と楽器やすべての音、キャスト、スタッフの込めた音。
音と呼ぶ、心たちを、この作品を、LIVE を劇場に聴きにきてください。
きっと赤よりも熱い、青い炎がそこに聴こえてくるかと。

このオファーをいただいた時には、俳優が声優として声を吹き込むことの難しさに尻込みする気持ちもあったのですが、製作陣の俳優に演じて欲しいという思いの意図を聞き、さらに宮本大を山田裕貴くんが演じるということでお受けしました。
素晴らしい原作の映画化に携われること、とてもうれしく思います。
ジャズの熱、ジャズに生きる若者たちの熱、その熱が人に波状していくさま、そういったエネルギーに圧倒される映画になるのではないかと、今から楽しみです。
わからないことだらけで、正解もわからぬままでしたが、監督がていねいに根気強く演出してくださいました。コンテや仮の映像の時点でも、アングルや映像の力強さを感じました。演奏シーンはきっと圧巻だと思います。映画「BLUE GIANT」ぜひ楽しみにしていてください。

登場人物たちそれぞれの前に立ちはだかる壁を、大がサックスの音で打ち壊していくさまは非常に爽快であり、哲学的です。また、大の生き様は作品の受け手である僕自身の既成概念をも破壊してくれます。
それは、大がサックスに向ける視線に魅せられた玉田とも通ずる部分かもしれません。
3人の演奏シーンは漫画とはまた違う、映画でしか魅せられない形として完成されており、そこにも興奮を覚えました。3人の男たちの大青春映画です。
皆様にはぜひ、今作を劇場で浴びていただきたいです!
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