ドウェイン・ジョンソン、極薄ぴったりスーツを自ら希望「膨れ上がった筋肉が隠れちゃうから」

2022年11月8日 08:00

DC映画「ブラックアダム」で製作と主演を務めるドウェイン・ジョンソン。本件のため、半年以上に渡り筋トレや食事制限などをして最強マッチョボディを作り上げたジョンソンが、ブラックアダムのスーツの“秘密”を明かした。

5000年の眠りから覚めたブラックアダムは、規格外のパワーを振りかざし大暴れ。そんなルール無用でやりたい放題のブラックアダムの前に、彼を危険視する JSA が立ちはだかり、世界を全く救わないアンチヒーローとスーパーヒーローチームが激突する。

ブラックアダムのようなヒーローを演じる際は、筋肉パッドを使い撮影することが多いのだが、ジョンソンは筋肉パッド入りのスーツを拒否。元々マッチョだったがさらに筋肉を増やして撮影に臨み、自身の自慢の筋肉の形が分かるよう可能な限り“極薄なぴったりスーツ”を希望したといい、「筋肉パッド入りのスーツは全く気に入らなかったよ。僕が何カ月も一生懸命鍛え上げて膨れ上がった筋肉が隠れちゃうからね。出来る限り薄くてぴったりしたスーツにしてもらったんだ」と語る。

ジョンソンのボディに合わせたブラックアダムのスーツを作り上げるため、衣装デザインチームは試行錯誤したそう。なるべく筋肉が見える薄手の素材で、アクションシーンで暴れ回っても耐えられる特別なスーツを作りあげた。

衣装制作を担当したカート・アンド・バートは「ドウェインほどの筋肉隆々なヒーロー体型の人は他にいないよ。彼の大きすぎる筋肉を考慮してスーツを作ることが一番難しかった。重要だったのは、ドウェインの筋肉の形や体のラインを見せるために、スーツの素材をとにかく薄くすることだった。でも、そのおかげでドウェインに光を当てた時に、シルエットだけでブラックアダムだと認識することができたんだ。ドウェインも気に入ってくれたよ」とスーツ制作の苦労を告白。

そして、筋肉パッドを気に入らなかったジョンソンも、改良を重ねて実際に劇中で着用したブラックアダムのスーツはとても気に入ったようで「この役のために何カ月もトレーニングをしているからね。せっかく鍛えた筋肉が隠れてしまうのは嫌だったんだ（笑）。自分の身体をただ包み込むだけのスーツを作ってくれて本当に満足しているよ。そのスーツを最初に着た時、カメラテストで大暴れのアクションをしてみたんだけど、一生忘れることはないほど最高の経験だった」と振り返っている。

「ブラックアダム」は12月2日から全国公開。