ジュリア・ロバーツ×ジョージ・クルーニー、名コンビの掛け合いにクスリ 「チケット・トゥ・パラダイス」本編映像
2022年10月29日 10:00

ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが元夫婦を演じるロマンティックコメディ「チケット・トゥ・パラダイス」から、ふたりのコミカルなやりとりが切り取られた本編映像を、映画.comが独占入手した。ふたりは、娘のスピード婚を止めるため、結婚式の前に指輪を盗もうと作戦会議を行う。
本作では、世界的な大ヒットを記録した「オーシャンズ」シリーズ(2002~)で夫婦を演じたロバーツとクルーニーが、元夫婦役で再タッグ。“夫婦”としての生活をたった5年で終え、ひとり娘リリー(ケイトリン・デバー)のためだけに、20年も“家族”という関係を続けてきたデヴィッド(クルーニー)とジョージア(ロバーツ)。ふたりは、ロースクールを卒業したばかりのリリーと、卒業旅行先のバリで出会った地元の青年グデ(マキシム・ブティエ)のスピード婚を阻止しようと画策する。
本編映像では、「幸せなふたりの前に清められた指輪が運ばれる。それを交換しないと結婚は成立しない」というデヴィッドに対し、「指輪を盗む。私のアイデアよ」と提案するジョージアを活写。美しい南国の楽園バリの雰囲気に全くそぐわない不穏な会話を交わし、結婚式前にリングガールからこっそり指輪を盗むという計画には合意したものの、実行犯をめぐって、ふたりは小競り合い。結局デヴィッドにマウントをとろうと、思わず「私のアイデアよ」と言ってしまったジョージアが、実行犯となる羽目に。テンポ良く憎まれ口を叩き合う、名コンビならではの安定感抜群な掛け合いに注目だ。
近年、メジャースタジオ製作作品としては減少の一途を辿り、映画館から徐々に姿を消しているロマコメ。しかし、オル・パーカー監督(「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」)は、コロナ禍でいまだかつてない独特な体験をしてきた世界の人々が、ロマコメの再生を渇望しているのではないかと考えた。パーカー監督は、「コロナ禍になってみたら、そのときに僕が執筆中だったものが突然、ズレているように思えてきたんだ」と語り出す。
「世界は一変してしまっていた。じゃあ、次は何を書いて手がけようかと考えたときに思い至ったのが、人を幸せにする作品だった。喜びと明るさに満ちた映画だ。その点、ロマコメは大勢の観客をひとつにして、一緒に笑い合うことを可能にする。あれだけ辛い思いを何年もしてきた末に、スクリーンにそういうものをもたらすことができたら素晴らしいと思ったんだ」。世界が一変したいまだからこそ、あえて華やかなムードとポジティブな空気を湛えた王道作品のロマコメを作ろうと思ったという。
「チケット・トゥ・パラダイス」は、11月3日に全国公開。
(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.
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