ドウェイン・ジョンソン、ブラックアダムへの約40年分の強すぎる思い「衝撃的なものにしたい」
2022年10月27日 19:00

DC映画「ブラックアダム」でアンチヒーローのブラックアダムを演じ、主演を務めるドウェイン・ジョンソン。製作総指揮も兼ねるジョンソンは、約40年分の熱い思いを胸に、50歳にして演じたブラックアダムについて「子どもの頃からずっと僕の魂に刻まれているんだ」と語っている。
2020年「世界で最も稼いだ俳優」にランクインするなど、ハリウッドで確かな地位を築いているジョンソン。そんな大きな成功を収めるジョンソンは子どもの頃からDCコミックが大好きだったそうで、まだ幼い時にブラックアダムと出会い、その強すぎるキャラクターに一瞬にして心奪われたという。

「ブラックアダムと初めて出会ったのは、とても幼い頃だった。ブラックアダムは人と違う一面を持っていて、痛みや苦しみを味わいながらも希望を忘れない姿に惹かれていたんだ」と、衝撃的な出会いを振り返る。その後、ジョンソン自身はずっとブラックアダムへの憧れを胸に“ザ・ロック”の愛称で慕われるプロレスラーとして活躍。引退後は俳優へと転身し、ハリウッドで確固たるポジションを獲得したが、本作でついに幼少期からの思いを胸にブラックアダム役を演じることとなった。
そんなドウェインは主演を務めるだけでなく製作総指揮として、完成まで約10年以上の時間を費やしたという。「なりふり構わずぶっ飛ばしたり、飛行機を破壊したりするシーンなど、ブラックアダムのアクションひとつひとつに僕たち制作陣の描きたいビジョンが映されている。これまでとは全く違う、衝撃的なものにしたいという強い思いがあったんだ。それは、DCユニバースの振り子を大きく揺らすようなことだよ。DCに新たな時代、ヒーロー、トーン、ストーリーを持ち込んだんだ」と、DCユニバースにおいて本作の重要性を解説。

そんなジョンソンの思いは共演者にも十分に伝わっていたようで、ブラックアダムと何か重要な繋がりを持つ女性アドリアンナを演じるサラ・シャヒは「ブラックアダムを演じるドウェインは本当に最高だった。彼が発するセリフひとつひとつから、長年抱いてきた熱い思いが見えるの。彼はブラックアダムが悩む喪失感や苦しみを見事に表現している。それは、多岐に渡る経験と、何年もの構想を経たドウェインだからこそ演じ分けることができたと思う」と語っている。
「ブラックアダム」は12月2日から全国公開。
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