第2回「HU35」ファイナリスト決定 現役女子高生、マッチングアプリで出会った男女コンビも
2022年9月30日 20:00
35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」(通称:HU35)。第2回のファイナリスト5組が決定し、15歳の高校生やマッチングアプリで出会った男女コンビらが選出された。
Huluが立ち上げた同プロジェクトの応募資格は、35歳以下であること。企画力と熱意があれば、プロ・アマを問わず応募できる。選考で選ばれた5名が実際に自分の企画を映像化し、配信まで約束。複数回の選考を経て選出された5名のファイナリストは、制作費1500万円とプロの映画制作チームのサポートを受けて、自ら監督・脚本を務める作品の制作に挑戦することになる。
第2回となる今回は、586企画の中から一次選考の通過者が30組、さらにそこから二次選考を経て勝ち残った10組がファイナリスト選考会に進出。9月27日に審査員を務める今泉力哉、大森靖子、藤原季節、米代恭の前で候補者たちがプレゼンテーションを行った。
審査員長の今泉監督は「ここまで残った10本の企画を、実際に企画した人たちに会い、企画の成り立ちや想いを聞くと、やはり脚本だけではわからない部分も見えます。その辺を踏まえ、審査員4人で話し合いました」と話し、大森も「今回の機会が、その人の人生の“今”のタイミングでどのように作用するのかというところまで、今日はじめて出会ったとは思えないほど、それぞれの人生に向き合って、審査員の皆さんと話し合いができたと思います」と、白熱したディスカッションになったことを明かした。
ファイナリストに選出されたのは、映像未経験の現役大学生・瀬名亮(18歳)、CMディレクターとして働く大江海(30歳)、テレビ局で働く中林佳苗(27歳)、マッチングアプリで出会った男女コンビ・てつおとゆうほ(てつお/芸人・24歳、ゆうほ/会社員・25歳)。最後に「全員一致、文句なしの1位」として、高校生のカワイ・ヒバリ(15歳)の名前が呼ばれた。
選考会のため、京都から夜行バスを使って会場に足を運んだカワイの企画は「満場一致で最初に決まりました。この人の完成したものが見たいと思わせる力がある企画でした」(米代)、「クリエイターとして、ものを作るのに、どういう気持ちが必要なのかという真ん中に辿り着けない人もいる中で、それをすでに持ち合わせているという点で1位に相応しい人物」(大森)、「一番、脚本として完成度が高かった。今回は小さな題材を扱っていますが、この精度で書けるなら、もっと大きな事件や物語を描いていける人だと思った」(今泉)、「脚本に書かれている言葉のチョイスが素晴らしいです」(藤原)と審査員全員が絶賛。
映像制作はもちろん未経験のカワイは、「今日の朝東京にきて不安だったのですが、私にとって大切な経験になると思うので、精一杯がんばりたいと思います」と、初々しくも逞しいコメントを寄せた。
ファイナリストに選ばれた5組は、これからプロの映像制作チームのサポートを受け、監督として約40分の映像作品の制作に挑む。完成した作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせて、来年4月頃にHuluで独占配信される。また、5つの映像作品の中から審査員による最終審査でグランプリ作品が選ばれ、グランプリ受賞者は賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権を獲得する。
「そこに光があるなら」カワイ・ヒバリ 15歳/高校生
「はじめてのよあそび」瀬名亮 18歳/大学生
「宇宙人ともだち」大江海 30歳/CMディレクター
「姉にヒュッゲを教えたい!」中林佳苗 27歳/テレビ局員
「ヒロインの親友はハードスケジュール!!」てつおとゆうほ てつお 24歳/芸人、ゆうほ 25歳/会社員
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